「面白くない」を自称しない
最近、「自作は宣伝しようね!」という声をよく耳にする。
オレも、その考えは正しいと思う。
まず、触れてもらうことが大事だなと、最近は常に意識している。
ただ、自信のなさが露見し、自分から
「処女作なので、至らない点があると思いますが」
なんていう作品もチラホラ目にする。
この宣伝方法は、実にマイナスだ。
たとえば、駅になにかの広告があったとしよう。
映画でもいい。小説かマンガの単行本でもいい。
それが、壁一面を覆い尽くす。
その触書に、
「処女作ゆえ、面白さにムラがある」
と描いてあったとする。
はたして、あなたは手に取るだろうか?
取らんよね?
そんな面白さが保証されていない作品なんて、怖くて買えない。
だから、あなたはそんな心配をしなくてもいい。
結果を決めるのは、お客さんだ。
あなたにとっては自信のない作品かもしれないが、人にとっては感動を呼ぶ作品かもしれないのだ。
とはいえ、「オレの作品は最高だぜ!」というのも、逆効果だ。
期待値が高すぎて、読んだ後ガッカリされるかもしれない。
では、どうすればいいのか?
「見どころを書く」のだ。
「こういう人を対象にした作品」であると分かれば、手に取りやすい。
同時に、カテエラも起こしにくいかと。
・これは、癒やし系彼女とのイチャラブものです
・エリートに追放された男の、血みどろ復讐譚!
・稼働限界日数が一年しかないロボットとの、友情の逃避行
など、特定のワードで相手を釣り上げるのだ。
こうすれば、純文学だろうが食いついてくれるのでは?
「長いタイトル」とかも必要ない。
あらすじか作品紹介コーナーに、特定のワードを書くだけ。
簡単に、自分の求める顧客を引っ張ってこれるはず。
ちなみに、オレの独自理論ではなく、先輩作家先生方の意見をまとめただけ。
オレもまだ実験・模索中。
そうそううまくいかないが。
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