完璧に書かなくてもいい

 あなたの作品、完成しているだろうか。

 それとも、完璧を目指しすぎてはいないだろうか。


 たしかに、完璧を目指せば練度は上がる。


 でも、完成からは遠ざかっていく。


「ここもダメ」

「あそこもまだ書き足りない」


 修正オブ修正を繰り返し、結局完成しない。


 気分転換に新しい作品を手掛けても、結局同じ。


 いわゆる「万年エタリ状態」が続く。


 あなたが未完成品だと思っている作品も、周りは案外「それで完成でいい」と思っている。


 でも自分では納得いかなかい。


「もうええやん」という妥協ができず、いつまでも完成しない。



「中途半端な作品なんて人様に見せられない」

 という気持ちもわかる。


 だからといって、「一旦完成させないと見えてこないこと」だってあるのだ。


 この感覚は、作品を完成したことがないと見えてこない。

 ひとまず切りの良いところで完結させてみて、フカンで全体像を読んでみる。

 すると、書いていた当初は見えてこなかった穴とか、いいところが分かってくる。


 欠点は次に活かし、いいところは次も活かす。


 あえて話を終わらせてみることも、立派な戦略なのだ。



 まずは、完成主義から始めてみては。

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