第17話 体育館
[A=鳥メイド ウッカ=牛メイド セーナ=蛇の侵略者
ここは体育館。
今四人の少女が出会った瞬間である。
A「で、あなたどうするの?降参するなら手を引くよ」
ウッカ「先輩、あんまり勝手なこと言わないように」
A「わかってるよ!でもこう言わなきゃ納得しないでしょ!」
ウッカ「確かに…先輩、すいませんでした」
A「わかればよろしい!であなたはどうするの?」
セーナ「私は…」
どうする?私は私でやらなきゃいけない目的がある。だがこいつらの
セーナ「いいよ、その案に乗る」
セーナはそう言うと持っていた刀を地に落とした。
星奈「あの…これ、何が一体どうなっているのですか?」
A「それはこっちのセリフだよ。君だれ?」
星奈「うう…やっぱり私覚えられてなかった…一回自己紹介しましたがもう一度。私は上本せ」
ウッカ「おかしな動きはしないでください」
A「どうかしたの?」
ウッカ「いえ、この方がおかしな動きを見せていたので」
A「ふーん。何してたの君?」
セーナ「別に何も…」
A「あやしい…そうだ自己紹介してよ。ちゃんとできたら許してあげる」
ウッカ「あの先輩!あんまり勝手なことは!」
A「いやこれでいいよ!」
理由は無いけどね…。
セーナ「わかった。でも名前だけね。私はハナって言うの」
A「へー」
ウッカ「先輩、この人嘘ついてます」
A「え!?ほんとなの!?」
セーナ「いや嘘はついてませんよ」
いやいやいや!私こいつと会ったことあるっけ?なんで私が嘘ついたってわかるの?こっわ。
星奈「あの…私の自己紹介は…」
ウッカ「セーナさん。私の能力はご主人様のスケジュール管理を完璧に出来る力。すなわち『ご主人様専用スケジュール表管理』それが私の力。ご主人様の過去、そして未来までものスケジュールが私にはわかります。1日だけですが…でも私の手帳にはあなたの名前はセーナと記述されています。これでお分かりですね」
セーナ「あー」
これは殺される。ヤバイ、どうするか。
……
しょうがない。
殺そ。
ウッカ「未来が変わった!先輩!」
A「わかってるよ!戦闘は私に任せて!」
セーナ「どういうことか分からないが、私に勝てると思わないでよね」
セーナはそう言うと蛇のようにメイド達の間を抜け、刀を取った。
A「それはこっちのセリフだよ。未来が見える、すなわちあなたの強さも知ってる。ここまで言えば分かるよね」
セーナ「それは…困りました、ねっ!!」
スッスッと紙一重でセーナの攻撃を避けるA。
息継ぎのタイミングすら与えないほどの猛攻を繰り出すセーナ。
その二人が今。
セーナ「いいの?私あなたを殺す気で行くよ」
A「もとよりそのつもり。かかってきなよ。私のメイド服が
セーナ「へー気に入った。じゃいくよ」
今、もう一つの最終戦が始まった瞬間である。
そしてもう一人。
星奈「あのー……自己紹介……」
え?私ってそんなに影薄い?
嘘でしょ?
嘘じゃない?
もう!酉乃くんはどこにいるのですかー!!
うう…帰りたい。
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