第9話 白の創造
ピンポーン
「はいはーい!」
扉を開けると白いツインテールの女の子がいた。
「ごめんくださーい!ミコさんはいますか?」
「ミコに何の用なの?」
「お兄ちゃ…ううん、神様が呼んでるって言った方がいいかな…」
(神様…)
気がつくとミコトの後ろにはミコがいた。
(ねぇ、案内してくれる?)
「もちろん♪」
「私も行く!いいでしょ?ねぇ!」
「あはは…困ったなぁ。ちょっと連絡するから待ってて。」
そうすると通話機を取り出し連絡し始めた。
(どうして一緒に行きたいなんて言ったの?)
「私の大切な妹を危ないところに1人で行かせたくないからね。」
「うん、分かった。…おまたせ、ある人の家で待ち合わせになったから着いてきて。そっちの人には自己紹介まだだったよね、私はエクステラ。」
「私は神無木未琴だよ。よろしくね。」
「ねぇ、唐突に押しかけてきて何なの…」
「仕方ないだろ、一般人をウチに呼ぶわけにもいかないからな。」
「お兄ちゃん!連れてきたよ。」
「ああ、分かった。とにかく未波は出かけてきてくれないか?」
「まぁ、有間がそんなに頼み込むなら…許してあげる。」
「ああ、ごめんな。とにかく座ってくれ。」
黒髪の男が言った。
(あなたが創造神…確か、虚無有間さん…)
「まぁ、そうだな。そんなに神と崇められたくはないのだが…。それより本題だ。お前は未来から来たんだろ。最近、時空系統が不安定らしいからな。何かの物質が移動してきた証拠だ。」
(そう…。私は、未来から来た名前は)
「虚無未琥…だろ。俺たちの孫のような存在に当たるか。」
(えっ…どうして…)
「創造神の情報網だ。」
「さっきからさ、神様とか意味がわかんないよ!」
ミコトが痺れを切らして叫んだ。
「ははは、そうだな。もし特別な運命に変えられるとしたらこういうやつが最適だ。いいパートナーに出会えて良かったな。」
(そう…だよね。)
「信じなければ未来は変わらない。自分が信じる未来への信仰が1番の鍵だ。」
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