第8話 白の未来
ミコ………私は虚無未琥…
私のお母さんは独りだった。世界が消え、全部無くなり、お母さんは何も無い世界で佇んでいた。お母さんは愛だけをただひたすら求めた。いつかの自分のようにと私を創った。私は愛を沢山貰った。だけど…
「ここもハズレか…」
突然現れた男が全部奪い去ってった。お母さんは私を過去に送った。お母さんは戻れない、この時間でも存在しているから。私はもうあんな世界には行きたくない。だから、この転機に賭けることにしたの。
私はお母さんの昔話をよく聞いていた。お母さんが幸せだった時には創造神様がいて、とっても幸せだったみたい。でも、色々問題が起こって世界が消えちゃったの。その原因は4人の感情。詳しいことは知らないけど、それを話した時のお母さんは悲しそうだった。もうあんな世界にしない、それだけを求めてこの時間に来た。
この前のミロクさんはそれを知っていた。そして、今日は聞いていた4人の感情と会ってきた。ミロクさんが言っていたイレギュラーってこと分かった気がする。お母さんから聞いてたのと違う。だから、この未来を信じることにした。
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