幸せのコーラ 一話完結

青年は名をブルーノと言いアフリカ系の黒人で雑貨店を経営していた。


開店前にスナック類やカップ麺、ドリンク類を補充し接客と会計、商品の発注全てを一人で行っていた。


ブルーノは厚い黒縁メガネにチェックのシャツが似合う好青年だった。


国道沿いに店を構え毎日訪れる常連達(主に年寄りと子供)の話もよく聞いてやった。


ブルーノが話し相手になってくれるので常連達は喜んで訪れスナック類やソフトドリンク、タバコ等をよく買ってくれた。


ブルーノは常連達と話すのも開店前に1時間半かけて準備するのも、売り上げの帳簿の管理も全てをよく理解していたし丁寧にこなした。


ブルーノは1日の終わりに商品の中からコーラを拝借しマルボロを吸いながら一人考えにふけった。

ブルーノはコーラを飲み長くタバコの煙を吐き出した。



!!!?!



ブルーノは閃いた!


何てこった!?


ブルーノは決めた。


ブルーノは店で亀を買う事にした、大きくもなく小さくもない普通の亀だ。


コレは名案で、常連達も喜ぶし幸運の亀に違いないとブルーノは思った。


ブルーノはコーラを飲みながら亀を飼うのが楽しみで仕方がなかった。


ブルーノの店にまた一つ幸福が訪れようとしていた。

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