バラの花  一話完結

僕は毎日、花に水をやる


想いを込めて、優しく水をやる


そしたら、君の悲しみが癒されていつか、僕に心を開いてくれると思って


君は夜の街の娼婦


いつも違う男と遊んでる


でも、僕は知っている


君はママが死んで悲しいんだね。


君は昔、僕にママを連れて来てと言って泣いてたね


僕が弱く、力も金もないから君を救えないけど、君の心が枯れないように


いつか僕に心を開いてくれるように


僕は今日も花に水をやるよ




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る