ミドルフェイズ:シーン3「来訪者の隠れ家」

GM:では病室で目覚めた香凜と羽衣が都築京香に連れられ全員集合します

 モニターは消せますがどうします?>支部長、昴

一行:とりあえずは消しとこか

GM:ではそのように

 部屋に通されると昴が打ちひしがれ、支部長がその傍に…って感じですね

羽衣:じゃあ先輩の様子を見て、そっちに駆け寄っちゃうかなぁ

 部屋の隅とかにいるのかな先輩……

昴:ですかねたぶん

羽衣:b

昴:視線下で目の部分に影が差してます ☨闇☨

香凜:落ち着いた表情で昴くんを見て、少し目を伏せてから支部長の方に寄ろうか

羽衣:「せんぱい……? あの、大丈夫ですか……?」

 って、やっぱり心配の言葉が出るんだなぁ 顔を覗き込むように

昴:「……ああ……」小さく首肯するが、覇気が感じられない

 ただ羽衣changがどうもこちらを心配しているらしいということに一寸置いて気づくと

 「大丈夫だ……ごめんな、なんか」となんとか平静を取り戻そうとします

 パイセン現状外的刺激に対する反応が鈍いですね、なんとなく

羽衣:「……いえ……。だいじょうぶです、わたしもいますから」

 って。それだけ言って、隣にいますかね

一行:「なにはともあれお二人も無事でよかった」

香凜:じゃあ二人の話が終わったあたりで、「それで、状況はどうなってますか? 支部長」って嫌に落ち着いた様子で聞くかな

一行:「まず、今回の事件についてゼノスと協力体制を組むことになりました。我々だけでは……数が足りませんからな」

香凜:「数、ですか……」と意味深に言っておこう

昴:では支部長が話終えたところで「……晶は」視線下のまま、誰の顔も見ることなく

 「アイツはどうなった? いるのか、カリン。……お前の中に、今も」

香凜:その言葉に目を伏せながら、制服のリボンをほどいて、胸元を見せるかな。

 そこには、ヒビが入り、色を失った賢者の石だけが残っている

昴:片目だけあげて視線をやって「……そうか」と呟きつつ

 「いや……いずれにせよ、お前たちだけでも無事でよかった」と返してまた頭を下げるかな

香凜:「……"4人だけ"となると、戦力としてはいささか不安が大きいですね」

一行:「……舞香さんも、ですか?」

香凜:コクリ

一行:「そうでしたか……わかりました。現状ですが……紫藤市は炎とジャームに包まれております」

羽衣:「え……?」

一行:「それを行ったものについては……説明をいただけますかな? "プランナー"」

GM:では都築京香は少し歩み寄ります

都築京香:「この基地にいるゼノスのメンバーは少数。我々は拠点の確保で手一杯です」

GM:そしてモニターを付けるようメイドに促す。

 そこには地獄と化した紫藤市が映し出されている。

 彼女はそれを眺めながら続ける。

都築京香:「ハイドフールを追っていた何者かがこの事態を引き起こしたのは間違いないでしょう。ですが今の所正体は掴めていません。先程申し上げたとおり人手不足ですから。そこで提案です。我々は拠点と物資の提供を、貴方達は街の調査を行うというのはどうでしょう?」

昴:顔をあげてモニターをじっと見つめています。

 吐息一つもらさず、睨みつけるように

GM:街では先程と変わらずジャームが暴れたりしてますね。

 知り合いの一部とかがあったりするかもしれないしないかもしれない

羽衣:「……」

 モニター、見ちゃいますね……。景色の赤が、"彼女"の赤に重なるようです。

香凜:「信用できるかどうか、だなんて言っている場合じゃなさそうですね」

一行:「この街を取り戻すためには彼女らの助けが必要です。非常事態ゆえに貴方達には事後承諾という形になってしまいましたが。……どうか、力を貸してもらえますかな?」

 とキミ達3人の方を向いて言う

羽衣:「……はい、頑張ります。……がんばれます」と頷きますね

昴:「……俺は」一拍遅れて口を開いて、そこからまた少しだけ間をおいて

 「……支部長の決定に従うよ」先ほどの自分を思い返しながら、絞り出すようにしてそう告げる

香凜:先輩ふたりを少し不安気な目で見やりながらも「はい……大丈夫です、私は」というかな

都築京香:「…では準備ができ次第外に案内しましょう。施設内は自由に使っていただいて構いませんので」

GM:彼女はそう言うとメイドを連れ部屋を出ます

一行:「……すみませんな。今回は飛び切りの無茶を皆さんにさせてしまいます」

香凜:二人が部屋から出ていくのを見届けて、支部長に向き直るかな。

 「いえ……それよりも、伝えておかないといけないことが。二人がいなくなった……というより、奪われたことなんですが」

昴:「……奪われた?」

一行:「えぇ、正直あのとき何がそちらで起きていたのか把握できておりませんでな」

香凜:「あの時、突然ミィちゃんの様子がおかしくなって……。支部に火を放ったあと、突然姿が変わって。──晶センパイと同じ……いや、そっくりな姿になったんです。そして、こう名乗ったんです──結塚 焔、と」

羽衣:「その時のみぃちゃん、"何かが変"って言ってました。"私の中の誰か"が……とも。それが、その……彼女のことだったんだと、思います」名前は、呼べずに。

昴:「……は……なんだそりゃ」渇いた笑い声をあげて、自嘲するように口元を曲げて見せる

一行:「……なるほど。もしかしたらミードがあの姿になってから晶さんのことを異様に嫌っていたのはそれも原因かもしれませんな」

香凜:「ですかね……どのみち、あいつ自体が全くの正体不明ですし」

 とは言いつつ、どことなく心当たりはあるかもしれない

一行:「ひとまず、敵のことはわかりました。後は……実際に動いてみないとわかりませんな」

GM:では都築京香の案内で施設から出るという事でよろしいですか?

一行:こちらはOK

羽衣:だいじょうぶ……です

昴:出ていくときに独り言ちて行くのでそれくらいです

香凜:じゃあ思いつめた表情の羽衣ちゃんの袖を引いてから行きます

GM:ではキミ達は重厚な鉄扉まで案内され、燃え盛る街へと送り出される。

昴:じゃあ最後尾出ていくときに独り言残していきます

 「……焔、か」扉に手をかけたまま誰に聞かせるでもなく呟く「……どこまでも付き纏いやがる……」

 そう吐き捨てて、しかしそうした思いを振り切るように強く踏み出し皆の後に続く

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