第13話 綾姉の励まし、再び
綾姉に話すと、「なりたい自分に向かって行動しようか。私たちの時より、また一歩前進している感じ。それは、今のあたしが考えていることと同じだから。そして、高校生になっても、大学生になっても、社会人になっても、人はなりたい自分に向かって努力していくんじゃないかなあと思う。それをあなた達に松下先生が投げかけているんじゃないかな?目の前のことに追われるけど、なりたい自分を意識して努力することは、筋が通っているし、とっても大切なことだと今の私は思える。前にも言ったけど、私は松下先生を信じている。修平も信じてやってごらん。」と励まされた。「人はなりたい自分に向かって努力していく」のはいいけど、他のこともあって忙しいんだよなあと思った。綾姉が言うなら、とにかくやってみることにした。
先生が紹介していたもう少し細かい時間もはかってみることにした。
本読みは、昨日と同じ所を3分。ほとんど機能と同じだ。
漢字は、読みを写すのに2分30秒、考えて書くのに5分12秒、○付けと間違えなおし3回に8分11秒、合計15分53秒。忘れていたり、間違えたりする漢字が多いから、○付け直しに時間がかかる。どうしたらいいんだろう?ノートに書いておけば、先生が良い方法を教えてくれるかなあと思った。
計算ドリルは、同じところなので、やるのに11分25秒。昨日より速くなった。間違えもなく、○付けは、1分30秒ですんだ。だから、12分55秒だった。
自主勉強の時間が30分近く生まれた。昨日と同じじゃあつまらないなあ。何も思いつかないから読書をした。計算ドリルや漢字のようにノートがないので、とりあえず予定帳に読書30分と書いた。そこに、なにかいい自主勉今日ありませんかと一緒に書いた。
先生、本当に何かいいアドバイスしてくれるのかなあと思った。
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