7頁
日が落ちて 馬の脚が止まるば
やがて
歌を歌うもの 踊るもの
更に夜も深まれば
旅の疲れに眠るだろう
みんながみんな そうであればいいのに
少女たちは 祈るように夜を忍ぶ
そうした
しかし 少女たちには何もなく
あるのは ただ 祈りだけ
狼の遠吠でえさえも
近ければ近いほど
多ければ多いほど
少女たちには
特にその夜は 星が
冷たさも緩く 風がそよぎ
揺さぶられるような
少女たちの肌が 青白くひかめいていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます