ここは特等席である

 人間って愚かだなあって思います。わたしも含めてね。

 でも、それこそが人間らしさだなっていうふうにも思っています。

 渦中では必死になって足掻いているのに、傍から見ればとても滑稽に映るその姿は、愛おしいとさえ思います。

 ばかだなあ。


 わたしは、沢山の人のはなしをよくお聞きしますが、別に慈善事業をしているわけではありません。わたしにメリットがあるからやっています。

 はなしは聞きます。視野を広げるための、ものの考え方の助言もできます。でも、問題の解決はわたしにはできません。

 人には不思議な能力があるんですよね。

 それはですね、人にはなしを聞いてもらうだけで、相手からなんの情報を得なくても、自己解決ができてしまうという謎の能力です。ただただ聞いていたら、自分のなかにある自分の答えを、自分で見つけることができるんです。

 わたしは、そこのお手伝いをしているにすぎません。

 なんでそんなことをしているかですって。

 決まってるじゃないですか、ここが特等席だからですよ。

 わたしが小説に描きたいのは人間の姿なんです。

 ストーリーを造りたいわけではなく、キャラクターを造りたいわけではなく、人間を描きたい。

 そのために、人を見ています。だから自分のためです。それがたまたま、「助けて」って言ってくださったお相手のためにもなっている。そんだけのことなんですよ。だから別に、皆さんが思うほど良い人ではないです、わたし。

 劇場に行く必要なんてない。舞台ならここにある。そう考えています。聖人君子ではないので、全ては自分のためです。


 そういやあまりにも気になりすぎる近況ノートを出してしまいました。笑

 影に置いとくと湿気でカビが生えるので、天日干ししてしまおうという意図のものでした。

 なぜかオッサンホイホイと化してしまったんですが、やんわりと助けてくださった岳大さんと暗黒さんにはお礼を申し上げたいです。意図は知らんですけど、わたしは本当に助かりました、ありがとうございました♡

 こういうのを「優しい」っていうんですよねぇ!


 わたし自分のことはとても大事なので、あまりにも意味の分からない迷惑をかけられると怒ります。

 彼らにそれぞれ言いたいことはひとつです。

 わけの分からんことに巻き込みやがって、ガキじゃねえんだから一人で立つ訓練をしろ。


 はーいもうこれでおしまーい!!

 わたしは! 疲れた!! もー!!

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