午後のやわらかな陽射し

 わたしったら、『新年のご挨拶』で一番書かなきゃいけないものをすっかり忘れておりました。

 年が明けたとはいえ本当に相変わらずですね。

 LiSAちゃんとお姑さまのことしか書いてなかったわ。

 そう、書かなきゃいけなかったんですよ、新年の抱負を!

 いやまあ、これは完全にわたしの個人的なはなしなんですけど、書いてないと年末まで覚えてないですからね。

 毎年書いてます。

 昨年からはカクヨムさんで書いてますけど、それまでは自サイトで書いてました。

 人に宣言しておくのって大事だよね。

 昨年の抱負は「両手いっぱいに広げとく」だったんですが、今年の抱負はこれです。


「小さいことでいちいち苛々しない」。


 ふふ。笑

 わたしは今年、菩薩に近づいてみようと思います。笑

 まあねぇ、怒らなきゃいけない場面は勿論多々あるんですけど、どれを取っても一度深呼吸して、これはあかんやつ、と判断したときだけ怒る、ってことが出来るようになりたいです。

 瞬間的にカッとなるのは卒業したいですね。

 うん、がんばってみます。

 一年後のわたしはきっと菩薩。笑




 ここからぜーんぜん関係ないはなしをします。

 昔からさあ、「どうしてそんなに苦労することばっかり選ぶの?」って言われることがよくあるんですけど。

 だってさ、わたしは思うわけよ。

 別に好きで選んだわけでもないこともあるけど、考え方の違いよね。

 「人生は良いこと半分、辛いこと半分」みたいなことを十二国記で観たんです。

 まったくもってその通りだと思ってます。

 良いことと辛いことは半分ずつだと思ってるの。

 どこを見て生きるか。その違いで、その人生は幸せだったり不幸せだったりするんだと思う。

 どんな物事も全部が両面テープみたいで、どっちの面に指をくっつけて「うわああ取れないいい!!」って慌てるかよ。

 半分ずつ必ずある、と思えば、たとえば突如降ってくる想定外の「辛いこと」よりも、自分でこれにしーようって決めた「辛いこと」のほうが腹括って耐えられるじゃない。

 わたしはそうやって、「辛いこと」の消化をしているつもりなんです。

 それに、つらいつらいも絶対につらいことばっかりではない。

 両面テープの裏側は必ず「良いこと」がひっついてる。

 そこに気づき続けていきたいですよね。

 あなたの思う苦労は、わたしにとっては苦労ではないかもしれないわ。

 逆もまたしかり。

 思い込みはよくないのよ。ね。


 これはひとつめのエッセイに書いたことがあるんですけど、正月なので自戒を込めてもう一度書いておこうと思います。


 手のひらの、皺と皺を合わせて「しあわせ」。

 手の甲の、節と節を合わせて「ふしあわせ」。

 不自然なことをするとしんどいので、自然なままの心でいることを心がけていきたいですね。

 人間素直であることが大事。

 自分のために出してもらえたお茶を「美味しいと思える」ことこそが「しあわせ」なんです。

 竹のようにまっすぐ育たないのなら、端を丁寧に切り落として立派な松の盆栽にしてみせましょう。


 皆さまの一年が光降り注いだように幸多からんことを心から願っています。

 こっちのほうが正月の挨拶っぽいな。笑

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