彼女の努力の日々

『ポストとハトと流星群』こころさん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054897194050


 きっかけはわたしの、

「こっそり推敲のお手伝いしたいくらいです」

という一言でした。


 そーうー! わたしったら偉そうに人さまの作品の推敲をお手伝いさせてもらってたんですよ!

 いやはや、貴重な経験をさせてもらいました。

 なかなかないことかもと思うので、忘れないようにあれこれ書き留めておこうかと思います。


 まず、なぜそもそもそんなことをさせてもらえたかというと、上記のわたしの一言にこころさんが二つ返事で快諾してくださったからです。優しい。

 そんでなぜわたしが推敲のお手伝いをしたいなんて言い出したかというと、あの……、めちゃめちゃ直したかったから。笑

 ごめんねこころさん! 気を悪くしないでね!! 汗

 こちらの作品が、公募用に書いておられたやつでしてね、とても面白いおはなしなんですよ!

 詳しくは皆さんの書かれたレビュー文へどうぞ。

 わたしが説明するより分かりやすいです。

 ぜひ受賞してもらいたい! 応援してる!

 だがわたしは同時にこうも思った。

 このままでは、ちとまずい。笑

 下読みさんは、

「この人は文章の書き方を知らんやっちゃなー」

と判断したら、5ページも読んではくれないそうです。

 内容以前のところで弾かれるのはもったいないー!!

 ということで、上記の流れへ。

 もしもこれが、文章を書きなれた玄人みたいな人だったら、わたしは特に気にも止めなかったと思う。

 でもねー、がんばって書いてるの知ってるし、なにより面白いし、状態として非常にもったいないと思っちゃったんですよ。

 そんなこんなで、わたしと、もうひとりプロの方の手を借りて二人体制で本格的に添削に入りました。

 そんで思ったのがね、人の作品を添削するのって、難しい。っていう、ごく当たり前のことでした。笑

 いや、自分のやつならいいんだよ、容赦なくバッサバッサやっても。

 でも、バッサバッサやるのに必要な言葉選びと知識が足りないってことを痛感しましたね。


 がんばって書いたものを、他人に容赦なく切り捨てられたら、まあ大抵の人は嫌だと思う。

 心が折れてしまうこともあるかもしれない。

 これはあれよ、筆致企画にも通じるんだけどさ。

 わたしはあの企画はヨムヨムしても、あんまり細かいとこは指摘しないようにしてます。

 あ、この人なら言っても大丈夫、と勝手に判断した人にはちょっとだけ言いますけど。ゆうすけさんとか。笑

 だって相手のこと知らないからさ。

 プロ目指してる人ならこっちもそれなりのこと言えるんだろうけど、みんながみんなそうじゃないじゃん?

 わたしは、書いてて楽しい! が一番大切だと思ってるので、そこを台無しには絶対できない。

 今回の添削も同じでして、こころさんがぺしゃんこになってしまってはいけない。

 だから、どこをどの程度突っ込めばいいのか、とても考えました。

 いや、本来ならね、嫌われてもぺしゃんこにしてしまっても、ちゃんとバッサバッサ言うべきよ。

 だがわたしはこころさんに嫌われたくない。笑

 そんな思いもあって、最初ますます「さてどうするか」と思いました。

 そしたらさ!

 もうひとりのプロの方が、もう遠慮なくバッサバッサやってんの!笑

 ここまで重箱の隅つつかれたらいっそ清々しいわ! と、見ていて思う程度には容赦なかったですね。

 こころさん、よくがんばったよ。

 わたしなら泣いてるよ。笑

 国語の、文法と敬語の授業を受けてるみたいで、目ぇしぱしぱしました。笑

 でも、プロを目指してる人にはとても大切なことなんですよね、バッサバッサ。

 だって今なんとかしとかないと、プロになってから本人が困るもん。

 あの容赦のなさは優しさなのです。

 でもやっぱりわたしには真似できませんでした。

 なんかね、「ここは絶対直したほうがいい」と思うんだけど、それは分かっても、肝心の「どうすべき」っていうのを、上手に言葉で提示してあげられないところがあるのよ。

 あんまりにもこちらの意見を固定して提示してしまうと、うっかり下手したらその作品が「こころさん100パーセント状態」ではなくなってしまうし。

 そこのさじ加減も難しかったです。

 まあ、わたしが困って放置してしまった部分は漏れなく、本当に漏れなく、プロの方があとからバッサリやってくださってたので、「うわあ。笑」って思いましたけど。


 あとねぇ、「ミス」と取るか、「味」と取るか問題もありました。

 あのね、こころさん、読点を打つ場所が独特でさあ。笑

 よほど「こりゃいかん」と思ったところ以外はつつかなかったんですけど、どこまでを「味」と取るか。

 どこまでだったら「味」と受け取ってもらえるのか、なかなか判断が難しかったです。笑

 

 でもすごく勉強になった!

 ここまで人さまの作品に遠慮なく盛大に関わることって、カクヨムさんにいたとしても、企画を提示されたとしても、なかなか出来ないことだと思う。

 だから、本当に貴重な経験をさせてもらえて良かったなって。

 こころさんには「ありがとう」って言っていただいたんだけど、それはこちらこそー!! で、わたしのわがままに付き合ってくれてありがとう!!

 おかげさまでわたしは満足です!! 笑

 これでちゃんと内容で勝負できるよ!! 笑

 良い結果が届くといいね♡

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