第4話  あれ?どうしたの? 

 「そこの貴方。私に貴方様のお名前を教えてくださいませんか?」


 最初に謝ってきた少女が近くに来て言ってきた。

それを見て騎士隊長が急いで近寄ってきた。


 「ナナ様!いくら助けていただいたとはいえ少しぐらい注意してください!」


 「良いじゃない。別に危険はないでしょ?助けてくれたんだから。」


 「ですが......」


 「隊長どのもう良い。どうせ注意したところで、我々ではどうもできんからな。」


 「............かしこまりました。」


 すっごい不服そうに同意した隊長を見て、少女はドヤ顔をしている。いや、別に君の功績ではないんだけどな...


 (そういえば、名前を聞かれたんだった、どうしよう.....そのまんまで、『ナナシ』って名前にしようかな...うーん...まあいっか。今日から僕の名前は『ナナシ』だ!)


 「お父様の許可も出たので、お名前をお聞かせ願えますか?」


 「わしからも頼む貴殿の名前を聞かせていただけないだろうか?」


 ここまで言われて名乗らないのでは、男が廃る。


 「私の名前はナナシと申します。」


 「ナナシ様ですね!ありがとうございます!!」


 なぜ俺の名前を聞いて、すごく嬉しそうにしている女の子は、何度も人生を過ごしてきたが、何度見ても良いもので癒されてしまい、笑みをたたえてしまう。


 そんなことを考えていると、馬車から出てきた男が、


 「ところでナナシは何処に行くつもりなんだい?出来ればお礼を渡したいんだが、今は生憎そこまで手持ちがなくてね....」


 「とりあえず街に行って魔物の素材を換金しようと思って、街道を探していた感じですね...」


 街に行こうとは思っていたので事実を言ったら、馬車から出てきた女が、とても答えづらい質問を投げかけてきた。


 「ナナシさんは何処からいらしたの?お父さんやお母さんは何処にいるの?」


 「えっと.......お父さんとお母さんは僕を置いて何処かいっちゃって、僕は気が付いたら森にいたんだ。」


 「.........そうなのね...辛いことを聞いてごめんなさいね.......それにしてもラッキーだったわね。」


 「?何がですか?」


 「最近この辺りでブラックドラゴンが出たらしくてね....」


 「そうですよ!怖いドラゴンが出たんですよ!でも、ゆうしゃさまが倒してくれるから大丈夫なんですよ!だから安心してくださいませ!」


 なぜか少し興奮しながら少女も説明してくれる。


 「ブラックドラゴンですか?」


 「そうそう。まぁ見たことないかな?」


 「黒い鱗で目が赤いドラゴンのことですよね?」


 「そうそうよく知ってるね。...もしかして出会っちゃったとか?まさかそんな事はないよね?まあ出会ってたら、どんなに君が隙をつくのがうまくても、流石にここにいないか。」


 (僕めっちゃ運よく倒せたみたいな感じになってるのかなぁ。まぁこの10歳ぐらいの見た目じゃしょうがないか...まぁでも隠す事じゃないしな。)


 「そのドラゴンだったらさっき倒しましたよ。」


 「「...........................」」

 

 「あれ?皆さんどうしました?」


 (なんかみんな固まっちゃったけどそんな大事なのかな?)



ーーーーーーーーーあとがきーーーーーーーーー


 あとがき失礼します。

 今回は小説投稿について少しだけ...


 投稿頻度としては2日に1回か1日おきには投稿できるようにします!( ̄^ ̄)ゞ

 文章量としては、出来るだけ同じぐらいにしてるので変なところで切れてしまった場合は申し訳ございません。m(_ _)m

 誤字脱字についてはご指摘いただけるとありがたいです!(>人<;)


 最後に、♡やコメントなどしていただけるとモチベーションが上がるので、どうか♡+コメントお願いします。


 作者96nekokunからでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る