金の翼を持つ君よ

【これは、とある詩人の最期のお話】



金の翼を持つ君よ

 氷月鳳禰



僕は、君にあった。

会えるなんて、思ってもいなかった。

奇跡だったのさ。


金の翼を、漆黒に塗り上げた、その姿。

神々しさを感じる、その鋭き瞳。


太陽のような光を、君は纏っていた。


全て、僕が思い浮かべた通りだった。

姿形も、何もかも。


最期に、君に会えた事。

僕が創り出した幻想だっとしても。



僕は、君に会えて、本当に、心から、感謝したんだ。



この世界で生きていて、良かった、と。




君は憂いを帯びた瞳を向けてくれた。


これから散っていく人間を、君は哀れんだ。


嗚呼、それだけで、僕は。


君と会えて、良かった。そう思えた。



大好きだ。僕の〔ここで文章は途絶えている〕〔作者急逝の為未完〕

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