第1章:後輩の初デビュー戦と大規模の四獣討伐戦。
序章後と新章の予告。
無事に天輪学園に入学した幸村大地は、慣れない環境や未知のモンスターとの遭遇、そして手に入れた新たな能力に慣れながら、目立たないように静かな1年間を過ごし2年生になっていた。
後輩の小森麻衣からは、目立ち過ぎる厄介な能力と言われたが、その場その場での臨機応変が得意な大地は、上手く隠しながらEクラスで羽を伸ばしていた。 能力の評価はどうしても低くなってしまったが、彼は気にしなかった。
他のクラスメイト達や他所のクラスがチームを結成させ、モンスターとの実戦を行い始めたり、クラス規模で対立し合う対抗戦なども度々行われたが、大地は数少ない補欠役者として影ながら参加していたが……。
気まぐれ半分で入部した『サポート部』を通じて、いくつもの学園上位のチームと接触してしまう。
本人は少しも興味がなかったが、『サポート部』に入ったことで学園内の派閥を知って小競り合いにも何度も巻き込まれてしまう。……真の実力や能力までは見せていないが、勘の鋭い面子から少なからず注目されていた。
本人もやってしまったと感じるも、それ以降も表舞台に上がるようなことはなく、派閥同士の小競り合いには少なからず巻き込まれていたが、どうにかやり過ごしていた。
――物語は、ここから続く。
2年生を迎えて後輩の麻衣……そして妹の空までが入学したことで、割りと平和であった彼の学園生活は一変。
後輩と妹との約束を守る為にチームを組んだ大地。妹の友達も交えた4人チームとなり、先輩として能力関係の基本やモンスター退治の指導をする。教え慣れていない大地であるが、知り合いばかりだったのでどうにか形だけは出来ていた。
しかし、1年どころか全学年ダントツの素質者と面接時に呼ばれてしまった麻衣を上位チームの面々が放って置かなかった。小競り合いの方がマシだったと大地は痛感してしまう。
さらに年に一度行われる討伐戦の1つまで始まる。それは全学年を巻き込んだ大規模なものだった。
同時に最強クラスの能力を試すことにした後輩によって、原点の島からやって来る『
裏に潜んでいる者が再び行動を起こそうとしていた。
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