【アンモナイトとクリームソーダ】

 

 夏祭り。

 大人になった今でも、なんとなくそわそわしてしまうイベント。

 だけど、それが終わった途端に、夏の終わりを感じてしまって、急に物寂しい気分に襲われる。

 だから、俺は夏祭りに複雑な気持ちを抱いている。夏の終わりを感じてしまうのは好きではないのだ。

 むやみやたらに感傷的な気持ちになる。夏休みの終わりを感じてしまう。簡単にいうなれば、ちょっと鬱。

 花火大会が終わった瞬間の、あの感覚、俺は結構辛いんだ。

 だから、夏祭りは子供のころから大好きで、指折り数えて待っていながらも、なんとなく来てほしくない。

 そんな矛盾した気持ちを抱いている。


*


「マスター、それなに?」

 バイトの芽衣子に聞かれて、俺はふと我に帰る。手元にはクーラーボックスにいっぱいのサザエ。

「え、なにってサザエだよ。市場で買ってきたんだぜ。とれたてですっごく新鮮」

「いや、だから、なんでサザエなの?」

「今夜、夏祭りでしょ? いや、サザエのつぼ焼きでも売ろうかなとか思ってさ」

 俺の喫茶錨亭も、夏祭りの時はそれ用の仕様にはなる。早い話、店の前で売るわけだ。

 花火大会の会場に向かう道路は、車両通行止めになって祭りに向かう歩行者でいっぱいになる。その客を相手にみんな店を出したりするわけだ。

「いやー、夏と言ったらサザエの壺焼きだよな。バーベキューとかで食べる。磯のほんのりした感じに醤油の香りがたまんないよね。バターかけてもうまいしさ」

「マスター、そんな磯っぽい海産物焼くのは海辺の田舎町の習慣だよー」

 芽衣子に冷静につっこまれる。俺はぎくりとした。

「えっ、いやでも、サザエおいしいよね? 海水浴場でも売ってるじゃない?」

 俺はサザエやらトコブシやらヒオウギガイやら焼いて食うの好きだし、第一、海辺でバーベキューつったらこれだった。幼少期からそれだ。

「いや、海水浴場でも売ってたりするじゃない」

「都会ではそんなことしないみたいだよ」

「えっ、そうかなあ」

 芽衣子にそういわれると、自分が田舎者って言われた感じがして切ない。まあ、間違いではない。

「そうかサザエか」

 ふと人の気配がしてどきりとすると、いつのまにかカウンターに男が座っていた。

「俺は祭りはイカ焼き派だが、焼きサザエもやぶさかではないぞ。ただし、好みとしてバターもガッツリとのせてほしい」

「伊作、貴様いつの間に」

「ノーノー! アイザーック!」

 相変わらず、英語読みしてもらいたがる。このウザイ男がどこから湧いて出たのか知らない。最近論文の締め切りに追われているはずだが、大方、煮詰まって出てきたに違いない。

 俺は仕方なくコーヒーを差し出すと、やつは礼もなく当然のようにそれを啜った。

「しかし、巻貝とは奇遇だな。いや、私もここのところ、巻貝にひじょーに興味がある!」

「お前、論文の締め切りは?」

「ふっ、論文など巻貝のねじれのようなものでな。コーヒーでも飲みながら、巻貝のねじれに想いを馳せにきたのだ!」

「あーなるほどー。まったく終わってねーってことか。理解した」 

 やれやれと肩を竦めると、伊作はふとなにかをテーブルにおいた。

「まあ、進捗とはまさにこのようなものだな」

「えっ、なんだ、このきもいの」

 伊作がテーブルにおいたのは、ぐるぐるに不規則に巻き込んだ石のようなものだった。

「なんか、飲食店に置くのには気が引けるデザインだけど」

「センスのない男だな」

 橘伊作は例の如く、ニヤリとした。

「これはアンモナイトの化石なのだ」

「えぇ、それが? ちょっとグロすぎないか? アンモナイトって、もうちょい可愛いやつじゃないか」

「お前は本当にわかっていない男だな」

「これはニッポニテス。つまり、異常巻きアンモナイトだぞ」

「ニッポニテス?」

「ニッポニテス・ミラビリスというのだが、もはや学名の響きがロマン」

 じーんと伊作は謎の感慨にひたる。

「ニッポニテスってことは、それじゃ、国産なんだ。アンモナイトにも国産があるの? 伊作さん」

 黙って聞いていた芽衣子が、へーっと感心したように言った。

「ふふふ、芽衣子女史に役に立つ知識を教えてしまった」

「いや、役に立たないだろう」 

「でも、どうしてこんな形になっちゃったんだろ。アンモナイトって、中にイカみたいなのが入ってるんでしょ? こんなになったら、体の中でこんがらがっちゃわない?」

「ふふふ、流石芽衣子女史、良い質問だ!」

 伊作がキラッとメガネのレンズを光らせる。

 ああ、これは蘊蓄が長くなるやつ。俺は思わずうんざりする。

「あのさあ、今、夜の準備で忙しいわけ。おしゃべりはどっか別の講義室かなんかでやってくれる? お前の好きなイカ焼きの仕込みもあるわけだよ」

 俺の抵抗も虚しく、俺の話など聞いてもいないで、橘伊作の講義が始まってしまった。

 仕方ない。適当に聞き流しつつ、開けていた扉の向こうを見ると、外に子供達が見えた。

 祭りの時には、子供にはお菓子が振る舞われる。新築やらなんやらで獅子舞を頼んだりする家が、振る舞いをすることがあって、自転車にのって神輿をおいかけて移動する。

 だから子供の外出を見かけるのは珍しくないが。

 そんな中、視線の先に少女が三人いた。

 三人は同じ白のワンピースを着ていた。年齢は小学校高学年くらいか。

 うち二人が同じ髪型をしていて、一人は麦わら帽子をかぶっている。

 おそろいの服なんて珍しくもないけれど、ちょっと目に止めたのは、二人の少女が綺麗に髪をまとめて巻髪にしていたことと、白い髪に赤いメッシュが入っていたことだ。

(コスプレとかかな?)

 今ならウイッグも手軽に買える。

(なんだか、巻貝みたい)

 そんなことを率直に思ったが、そんな感想を少女達本人に伝えたら、きっと怒られてしまうだろう。

 

  *


 花火大会の日ににわか雨はつきものだ。

 というのは、俺の持論なだけなのだが。


 夕立の多いこの季節。

 花火大会はできるのかどうか気をもむ微妙な天気だったり、はたまた晴れていたはずが花火大会の終了とともに土砂降りになり、ぬれねずみみたいになって帰ったり、そういうことを経験したことが何度かあって、それがどうも頭から離れない。

 まあ、平たく言えば、今日もそういう天気だったのだ。

 先ほどまで、まぶしくて嫌になるくらいの青々として雲一つない空だったのに、いつの間にか曇りだして雷が遠くで鳴り出す。ざああざああと雨が屋根を打ち付けていた。

 一時の雨で済めばいいんだけれど。

 と思いながら、俺は夜の仕込みを済ませてなんとなくクッキーを焼いていた。


 皆が忙しい祭の日、地元の常連客も忙しいのだ。俺の店は目立つ場所にあるわけでもないためか、飛び入りの客も来ない。

 芽衣子も帰してしまったので、俺は暇つぶしにお菓子を作っていたわけだが。

 焼きあがったクッキーをオーブンから出したところで、俺はうーんとうなった。

「興味ないフリしてたけど、なんとなく影響されちまうもんだよなあ。俺、影響されやすいからなあ」

 焼きあがったクッキーは、アンモナイト風のもの。かわいいかな、とおもってつくって、確かにかわいいのだが。出来上がりをみてみると、これをどんな客に出せば喜ばれるのかわからない。伊作に出すのは、倍ぐらいのうんちくを聞かされそうでそれはそれで嫌だ。

「まあいいか。後で俺が食べれば」

 そんなことをつぶやきつつ、一つつまんで口に入れる。

 と、不意に扉が開いてベルの音が鳴った。

「こんにちは」

 立っているのは一人の少女だった。

 白のワンピースにサンダルをはいた、白い肌の少女。年齢は小学校高学年くらいかな。だが、ずいぶんと大人びた雰囲気できれいな顔立ちをしていた。一目見てどきりとするような美少女だ。

 顔もきれいだけれど、もっと目を引くのは彼女の髪の毛で、白い髪に赤いメッシュが入っている。けれど、先ほど見かけた少女たちと違って、きれいに巻いてまとめてあるのでなくて、雨に濡れてぐしゃぐしゃになり、ぐるぐるとした巻き毛が飛び出していた。

「はいってもいいかしら。何か冷たいものが飲みたいの」

「ああ、どうぞ」

 少女は大人びた口調でそういう。俺はちょっと気おされつつ、とりあえず席に案内した。

「いきなりの雨に降られちゃったかな。タオル使うかい?」

 そういって新しいタオルを差し出すと、彼女はありがとうと礼をいって受け取った。

 それにしても、きれいな子だ。不思議な色の髪の毛もきれいだけれど、タオルで水分をとってもなんだか髪の毛が不ぞろいでぐしゃぐしゃだ。一応まとめてあるのだが、うまくまとまらないのだろうな。彼女の傍らに濡れた帽子があった。 

「飲み物って、何がいいかな。クリームソーダとか?」

 俺の店はこぎれいにはしているつもりだけど、そんなにオシャレでもなくて古いから、若い女の子の客はそれほど多くない。まして、彼女くらいの年頃の子はまずもって来ない。

 ので、ちょっと接客に戸惑いつつ俺はメニューを広げてみた。

「そうね、それじゃあクリームソーダをもらうわ」

 彼女はメニューを一瞥したが、見ているかどうかもわからない。なんとなく不機嫌な感じだった。

「なんだか、つまらなさそうだね」

 俺は準備をしながら話しかけてみる。

「祭にオシャレしてきたのに、雨に降られたなら機嫌も悪くなるよね」

 店の中には少女と二人きりだ。なんとなく気まずくて、俺は話しかけてみるものの、返事が返ってこない。

「あ、そ、そうだ。クッキー食べるかい? これはおまけだからお代もいただかないし」

 俺は慌ててお冷とクッキーを先に差し出してみる。例の試作品のアンモナイトのクッキーだ。せめてもっとわかりやすい動物で作ればよかったと後悔したが、

「かわいい」

 意外にも少女はそれを手に取って、大きな目をしばたかせた。

「おねえさんみたいだな」

 ちょっと不思議な感想をいって、それから彼女は俺のほうをじっとみあげた。そして、おもむろに口を開く。

「私の髪ってぐしゃぐしゃでしょう?」

「え?」

 急に尋ねられて俺はきょとんとした。

 彼女は水をきった髪に手櫛を通す。乾いてきた髪の毛でも、まだまだぐるりと巻いていた。たぶん元からそうなのだ。まとめていた髪をそうやっておろしてしまって、彼女は言った。

「私にはおねえさんが二人いるの。二人ともとってもきれいなまっすぐな髪をしていて、いつもきれいに巻けるのよ。私も二人みたいにしようと思ったのに、癖が強くてね。勝手に巻いちゃってうまくいかないの」

 言われてみると、確かに彼女の巻き毛は、なんとなく不規則だった。右に巻いたり左に巻いたり、ちょっと跳ねていたり。

「どうにか合わせようとおもって、ところどころ短く切ってみたりもしたけれど、かえってうまくいかないの。どうにか形だけ巻いてみて帽子をかぶって抑えていたら、雨に降られて元に戻っちゃった」

「ああ、そっか。さっき、店の前を君とお姉さんたちが通ったんだね」

 少女はうなずいた。

「なんでおねえさんたちみたいに、きれいにならないんだろう」

 少女はそういってため息をついた。

「俺は別にそんなに気にならないけどな」

 彼女が俺を見上げる。

「さっきみたいに無理やりまとめてたら気になるかもだけど、今みたいにおろしていたら自然だよ」

「そうかしら」

 彼女は目をしばたかせて俺を見た。

「俺は髪の毛にくわしいわけじゃないけど、たぶん、君には君の、お姉さんとは違うまとめ方があるんじゃないかなあ。みんな同じようにはならないんだよ。それが個性ってやつでさ」

「個性?」

「うん、嫌なこともあるしいいこともあるし、でも、そうそう簡単に変えられないもんだよね。だから、付き合うならうまく付き合うほうが幸せさ。もちろん俺もそうだけど」

 少女は目をしばたかせて、例の大人びた表情で何か考えていたが、

「私に似合う髪型があるかしら」

「うん、きっとね。焦らずに調べていけば見つかるさ。はい、お待ちどうさま」

 そういって俺は彼女の目の前にクリームソーダを差し出した。

 真っ青で少し緑の不思議な海の色をしたクリームソーダ。その上に白いバニラアイスと赤いチェリー。中に星にかたどった氷を浮かべる。

「すごくきれい」

 少女がそれをみて嘆息をついた。

「まるで”海”の色みたい」

「そうかな、それにしてはちょっと緑が強いけどね」

「ううん、星が降る夜の海の色に似ている気がしたのよ。とても明るくてきれいなの」

「星の降る夜?」

「今日もそうでしょう?」

 不思議なことをいう彼女に、俺は、ああとうなずいた。

「そっか、花火のことだね」

「そうなの、今日はもっと近くで見たいから、おねえさんたちとここに来たのよ」

「なるほど。それなら、なおさらだよ」

 俺はそういって微笑みかけた。

「花火をみるなんて、憂鬱なことを忘れられる絶好の機会だよ。そんな日なんだから、これを食べたら、きっと嫌なことは忘れられる。鏡を貸してあげるから、外に行く前にもう一度おめかししなおすといいさ」

「ありがとう」

 彼女はそう言って笑った。

 そして、手に持っていたアンモナイトのクッキーを思い出したようにそっとアイスクリームの上にさしてみる。

「本当、おねえさんたちみたいなかわいいお菓子ね、これ」

 おねえさんみたい? やっぱりそういった。

 ああ、そういえば巻いた髪の毛がそんな感じだったな。あの髪形を巻貝だって思ったのは、別に悪いことではないのかもしれない。


 いつの間にか雨がやんでいた。

 どうやら通り雨で済んでくれたらしい。晴れ間がのぞいている。

「私そろそろ帰らなきゃ」

 そういって彼女は俺にお代を渡す。

 乾いた髪の毛はくるくると巻いていたが、伸ばして整えた今は、入ってきた時と違って彼女とよく似あっていた。それに帽子をかぶると、のびて巻いた髪がとても似合っていてかわいらしい。

 そう、やはり彼女はこちらが照れてしまうほどの美少女なのだった。

 その彼女が俺を見上げてにこりとする。

「クリームソーダ、とってもきれいでおいしかった。クッキーもかわいいし、マスターは素敵な人ね」

「そ、そうだったかい。それはよかったよ」

 面と向かって褒められると、俺はちょっとどぎまぎしてしまう。

 扉まで送っていくと、ふと、彼女を呼ぶ声が聞こえた。

「あ、いとちゃん、こんなところにいた!」

「おねえさん」

 見れば彼女とよく似た顔の二人の美少女が道を歩いていた。どうやら彼女を探していたらしい。

 やはり彼女と同じ、白い髪に赤いメッシュの入った、きれいな髪の毛をアップにまとめた女の子たち。

「いとちゃん、心配したんだからね」

「今日は花火大会なのよ。今年は地上(ちかく)で見るって決めてたんだから」

 そんな風に話す姉に迎えられて、彼女はごめんなさいと謝る。

 そんな彼女が、一瞬だけ俺を振り向いてにこりと微笑んで歩いて行った。


 *


 暗い夜空に大きな色とりどりの花火が広がる。

 大きな音は小さい頃は苦手だったっけ。


 芽衣子は友達と花火大会を回るというので、今日は不在だ。先ほど浴衣で着付けた彼女が、イカ焼きを買うついでに挨拶に寄ったが、きれいにおめかしして髪の毛をアップにして楽しそうだった。

 そういえば、あの子もちゃんと自分に合うような髪形を見つけられたんだろうか。

「”いと”ちゃんか」

 俺はイカとサザエを焼きながら、昼間のことをぼんやりと思い出す。

(もしかして、お姉さんの名前は”あん”ちゃんと”もな”ちゃんなんだろうか……)

 いや流石にそんなことはないだろう。なんとなく不思議な子たちではあったけれど。

 なんとなく、サザエやイカを焼いているのが気が引ける。

「やはりイカ焼きは祭りの日に食べるに限るな」

 ビールをあけながら隣で伊作が勝手に焼けたイカ焼きを口にしている。今更注意をするのも面倒なので、いちいち突っ込みやしないのだが。

「なあ、伊作」

「アイザック」

「はいはい。アイザック博士さんよ。ちょっと聞きたいことがあるんだがさ」

 俺は適当にあしらいつつ、

「昼間言ってたろ。あの異常巻きアンモナイトってやつ。あれって、なんであんな形になったんだ?」

「あの時も話したのだが」

「忙しくて聞いてなかったんだよ。なんだったんだ?」

「ふむ、それなら仕方ないからもう一度話してやるが」

 伊作はいったんそうもったいぶったが、聞かれたことはうれしいらしく、思わず眼鏡の奥の目が光ってしまう。

「諸説あるのだがな、実はあれはでたらめに変形させていったとか、異常なものではないのだ。効率的な方向に体を傾けているうちに不思議な形になっていったものらしいのだな。なので、ちゃんと進化してそうなったのだ」

「進化?」

「いやー、大自然は本当に偉大で、人間の想像力など及ばないものだな」

 伊作がそういって例のごとく続きを話しているが、俺はもうそのあたりは聞き流すことにした。

(あの子もそうかもしれないなあ。自分が一番輝けるように、本当は進化してあんな風になったのかも)

 だけれど、おねえさんたちと違うのはちょっと不安なのもわかる。

「さて、今夜のあの子が見る花火が俺の作ったクリームソーダよりきれいだといいなあ」

 俺はそうぽつんとつぶやいた。


 花火が終わると、夏も終わってしまうのだ。

 盛り上がっていく祭のさなか、俺はやっぱり、一抹の寂しさを感じるのだった。

 

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