第11話 一泊移住 ~2日目~
『フェセナ……。フェセナ……。』
「ぅ……。アオ……?」
「動けそう?」
「うん、大丈夫。」
フェセナはゆっくりと体を起こし、身支度を始める。
「トリプルからだからフェセナ、1番目よ。」
「嘘~。」
「コートは?」
「大会とかこういうのだけはここに置いていく。失くしたくない物……?」
「どうしたの?」
「今、変な声しなかった?」
「してないわよ?」
「遅い。」
「ごめん。」
「今日はコート脱いでるんだ~♪」
「じゃあ移動「皆。」
「きゅ、急にどうしたんだい?」
「……何か、嫌な予感がする。皆、“死なないで”。」
「えっ……?」
「大袈裟だな。ただの競技「笑い事じゃない、冗談じゃない!!さっきから断片的に何か流れてくるんだ……。“血に染まった私と、魔力不足で倒れる人々……。そしてそれを守る為に皆が戦う未来”が……。」
「未来予知。金銀天龍族だけが使える特殊能力だ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます