第39話 原付二種でゴトイチ!(五島福江島一周記)5

 さて、遣唐使ふるさと館で水を得て人間に戻った私達。次の目的地は?

 と、その前に、またビーチがあるらしいってんで、すぐ近くのビーチへ。

 名前は分からんが、整備された公園みたいになっていて、どこから降りるのかさっぱり分からんが、きっと、ここも時間帯では綺麗なビーチなのだろうと思われる。

 頓泊があまりにも綺麗すぎたので、感動のスイッチが高いところへ行ってしまったようだった。


 さて、ここから浜田ビーチと魚津が崎公園、水の浦教会を巡って初日の最終目的地「堂崎教会」へ行くことに。


 魚津が崎公園にはひまわり畑があるらしいって言うんで、ぜひ見たいとプランに練り込んだ場所。

 山道を行く道すがら、分かれ道にビーチとキャンプ場という標識があった(と思う)。ビーチも見ようと思っていたので、こっちね、と思いながら魚津が崎公園へ。

 キャンプ場と同じ場所みたいで、車が何台か止まっている。

 岩場の上に草が生えている場所っていうのが第一印象。

 壮大な景色を楽しめます。

 あ、本来の目的のひまわりは、道すがらにうつむいている集団がおりました。それがひまわりちゃん。残念ながら見頃は終わっていたみたい。

 それじゃ、次、行こうか。


 魚津が崎公園へ到着する前の分かれ道手前に、バス停の表示を見ると水の浦とある。あら、と周辺注意しながら見ていると頭の上右手に教会が見えた。きっとあれが水の浦教会やな、と思うがどうやって辿り着くんだ?と不安が。

 そんなわけで、通り過ぎてしまった水の浦と浜田ビーチを止めて、最終目的地、堂崎教会へ向かいます。

 時計を見るともう十七時時を回っている!

 いつもならピンチな時間。仕事に夕飯の準備にてんてこまいの時間やけど、今日は夫婦ふたり。子供は置いてきたし、夕飯を作らなくてもいいし、時間を自由に使えるという素晴らしい日。ひゃっほう!


 バイクを走らせているうち、山道に。さっきの山道とは比べ物にならない山道。

 そう京都にもありますよ、こんな酷道。これよりもっとひどいか。花背行く峠とか。(京都に住んでいるけど、そこの道の名前は知らない)

 さて、ここで前に聞いた話を思い出す。


 バイクで走っているとカニに出くわすらしい。


 カニ。

 そうカニ。カニって言うのは海の生き物やんな?

 ん?


 山道に枯れ葉が、と思っていると、それはなんとカニ。カニが猛スピードで移動したり、木の葉のように固まっている光景を想像してごらんなさいな。

 それがバイクの足元をチョロチョロと。


 恐怖、カニの山道。

 山道にカニがいるって想像したか?いんや、しないね。


 衝撃と感動の五島福江。


 さて、山を超えると港が。橋みたいのを渡ったり、くねくね行きます。

 堂崎教会まで結構走った気がする。

 まだかなあ、と旦那様の後を追いながら、(彼は元々スピード出す人なんで、もう姿は見えてません)海岸の道へ。


 おばあさんが海岸の道をお掃除してくれているのを横目に奥へ奥へ。

 駐車場があるので、そこへ駐車。

 駐車場の向かいにはマドレーヌの自販機が!これは後で買わねば、と思いながら先に目的地へ。

 歩いて奥に見える教会へ向かいます。その道すがらにレストランやちょっとしたお店が。

 おしゃれスポットやん、と思いながら、教会へ着くと、レンガ造りの美しさにほうっっとなる。その前に海だ、と敷地の奥の海を見に行く。

 綺麗や、と写真を撮り教会へ。

 教会の中は有料で、覗き込むと綺麗なステンドグラスが。でも中には入らず、回りを探索して、海を見ながら駐車場へ戻りました。


 さあ、テンション上がるマドレーヌの自販機へ。

 マドレーヌだけでなく、クッキーやシフォンケーキもある。半分の種類は売り切れやったけど、爆買してしまった。

 商品の入っていたケースをかごに返して、戦利品はバイクの荷台に突っ込む。さっき遣唐使の館で買ったお土産に押しつぶされそうな予感が。


 さあ、ここからホテルへ一目散。

 島に着いてから、塩風でベタベタなんです。ひとっ風呂浴びてから、さっぱりして食事へ出かける予定です。





 



 

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