第32話 初めての京北町ツーリング

 春うららな陽気に釣られて、旦那様付添のもと、ツーリングへ行ってきました。


 少し暑いくらいだったので、トレーナーに上着だけという軽装です。

 これが後に後悔する羽目に。


 ルートは京都駅近くからの出発で、河原町通りを北上し、八瀬経由で花背へ突っ込み、山道をひたすら登って常照皇寺の看板の前を通り、何とかという大きな桜と木製の(!)体育館みたいな建物を通って、ウッディ京北へ向かいました。

 はい、私に地図を読め、というのは無理な話です。それと、スマホの電池すぐに減るのでナビなんて使えません。旦那様の道案内で行ってきましたヨ。


 事故後(詳しくは第27話)お稲荷さんとかご近所は回ったものの、遠出は初。ドキドキしながらノリましたよ〜。

 路線変更や無茶振り運転でご迷惑をおかけしました車のドライバーさん達、温かく車線に迎え入れてくださったりフラフラ運転にお付き合い下さり、どうもありがとうございました!

 おかげさまで楽しく安全にツーリングできました。感謝です。


 さて、今回特筆したいのは、花背超え。

 なんや、あれは。

 山道なんですけど、小石ゴロゴロしてるし、カーブの角度急やし、車は来るし、アブない。

 とか言いつつ、楽しめました。

 自分のカブの音が大きく聞こえて、あれ、対向から大きいバイクでも来てるんかな、って思ったほど。自分の音やん、って最後のほうで気がついたという。

 昼過ぎに家を出たので、まだ明るかったけど、あれ、夜は絶対ムリやわ。

 それと、やはり山なので、少し寒かったです。


 そう言えば、車で通ったことあるけど、あの時も落ちたら死ぬって思ったな。

 それくらい酷道です。

 でも旦那様曰く、まだまだ舗装されてるし、大丈夫やろ?と。

 旦那様は原付きで滑りまくってましたが、もともとオフロード乗りなので、へっちゃらみたいでした。

 独りでは絶対に通らない道でした。


 さて、目的地のウッディ京北はいつも車のドライブで来る所。夏は近くの川で遊んだり、とにかく良いところ。

 今回は来たら必ず買う野菜たちが売り切れで、しかもバイクやし購入できませんでしたが、いつもはたくさん野菜とか植木買って帰ってます。

 みなさんも一度行ってみてくださいね。


 さて帰りは普通に京都市内へ戻ります。

 トンネルを超えるんやけど、アホみたいに寒い!え、トンネルの中、雪降ってる?ってくらいに寒い。しかも長い!

 やばいくらいに寒かった。あまりの寒さに絶叫しつつ、トンネルを何個か越え、カーブの多い山道へ。これは普通の道路なので、山道と言っても安心の道。

 さすがに旦那様のスピードに追いつけず、置いてかれ気味に、でも、無理して事故しても嫌なので、自分史上最速でカーブをやっつけながら、無事に帰りました。


 次回は足を伸ばして美山とか行こうかな?

 バイクでどこへでも行けるって思うと、ウキウキが止まらない!

 今まで遠いところは旦那様に車で送ってもらうしかなかったけど、自分の意思で、自分の力でバイクに乗って辿り着くことができるって、魔法みたいです。

 事故はしたけど、バイクの楽しさはたまりませ〜ん。

 原付二種でって思われるかもしれないけど、気持ちの良い乗り物です。

 あ、さすがに生身でスピード出すって思うと恐いなって思うけど(事故しただけにケガが恐い)、プロテクターして無理な運転さえしなければ、大丈夫。

 トンネルは異常に寒かったけどね!

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