第29話 筋肉って、大事
自損事故を起こして、三ヶ月ちょっと。ヒビの入った骨は元通りに。でも今も腕は痛いし、不自由しているんやけど、見た目には普通やし、異常もなく見える。
買い物する時も、利き腕が痛むもんやから、本当は辛いんやけど、そんなこと言っても誰も荷物持ってくれるわけじゃないし、我慢するしかないわけで。
お医者さんに言われたリハビリの筋肉運動を毎日やっているねんけど、一進一退。というのも、力ついて良くなってきたな、って思うと、次は腕を伸ばしすぎて半端ない痛みが襲ってくるという悪循環ループに陥っている。そうなると、痛みに始終顔をしかめる羽目になる。
基本、動かせる範囲が狭くて、右腕では着替えも満足にできない。トイレ行くのも大変って状況は相変わらず。
それでも、筋肉を動かさないと自分が困ることになるんやし、頑張っているけども、二の腕の垂れ具合が気持ち悪い。左も垂れてはいるけど、右ほどではなく、やっぱり筋肉が落ちている状態を痛感してしまう。
自転車に乗るのも痛いのに、またバイクに乗れるのか不安を感じてしまう。でも、時間はかかっても(かかりたくないけど)バイクに乗るのに不安がないくらいには回復させたい。
それで、まあ、リハビリの一環で筋トレするのに、何か良いのないかな、とネット検索してみた。でも、ヒットしない。
怪我から回復して筋トレしたいけど、その方法が見つからない。それはつまり、ケガの程度に個々人の差が激しいからなんやろうか。
それとも検索方法がまずい?
腱板損傷のリハビリってことで合っているのか不安になってきた。
病院でいただいたリハビリの方法が描いてあるプリントをコツコツやるしかないな、とネット検索はあきらめた。
弱った腱を支えるためにインナーマッスルをつけて腱を保護する、っていうのがリハビリの目的。実は年取ってやる運動も大事なこと。四十肩、五十肩とか、予防するのも同じリハビリ運動らしい。とにかくまあ、ちゃんとした筋肉があれば体を支えてくれるから怪我しなくて済むって話。
筋肉って、ほんまに大事なんやねえ。
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