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2021年11月26日 16:39
今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。特に印象に残ったのは、慕さんが鳥に『クロトリさん』と名前をつけたことです。慕さんはとっさにつけたということですけれど、フィアーワンダーランドの生き物に名前をつけるということが、慕さんがフィアーワンダーランドでこれから生きていくことを象徴しているように思えたからです。いつかフィアーワンダーランドから自分の世界に帰ってしまうのであれば、名前をつけても呼ぶ機会はなくなってしまいますが、慕さんにとっては、フィアーワンダーランドはもう、『戻ってくる場所』であって、戻ってきた今はもう、日常の場所です。これから慕さんは、この世界で何度も『クロトリさん』と呼ぶ機会があるのだろうなと思える印象的なシーンでした。また、クロトリさんと呼ばれた鳥達が、「なんだ? なんだ、シタウ」と返事をしているところも微笑ましくて好きです。8-4でクロトリさん達が慕さんを運んでいた場面では、一体どんな話の流れがあって、慕さんを運ぶことになったのだろうと思っていましたが、このようなやりとりがあったのだと思うと、とても微笑ましい気持ちになりました。慕さんとしては、自分が森のどこにいるか知りたいだけだったのに、フィデリオさんのところまで運ぼうとしてくれたのは、クロトリさんなりのサービスだったのかなとか、名前をつけてもらえて嬉しかったのかな、とか……次回はいよいよ最終回ですね。大切に読ませていただきたいと思います。ありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。あの鳥たちに名前をつけるかどうかは、ちょっと悩んでいたところでもありました。もう最終話で話を畳みにかかっているのに、新しく名前をつけるのもあまり意味がないかなぁ……と最後の最後まで考えていたところです。ですが、慕はフィアーワンダーランドを自らの意思で選び、今後はここを自分の帰る場所だと定めました。なので、その意味を込めて名前をつけようという決断があったため、Bisnonさんのコメントが本当に嬉しかったです。おっしゃるとおり、慕を運んでくれたのはクロトリたちからのサービスです。これまで彼らにクロトリという名前を与える人はいなかったため、彼らなりのお礼の意味もあったりします。本作品も、残すところあと一話となりました。慕とフィデリオがどうなるのか、二人はどうするのか、最後までお楽しみいただけたら幸いです。
今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。
特に印象に残ったのは、慕さんが鳥に『クロトリさん』と名前をつけたことです。
慕さんはとっさにつけたということですけれど、フィアーワンダーランドの生き物に名前をつけるということが、慕さんがフィアーワンダーランドでこれから生きていくことを象徴しているように思えたからです。
いつかフィアーワンダーランドから自分の世界に帰ってしまうのであれば、名前をつけても呼ぶ機会はなくなってしまいますが、
慕さんにとっては、フィアーワンダーランドはもう、『戻ってくる場所』であって、戻ってきた今はもう、日常の場所です。
これから慕さんは、この世界で何度も『クロトリさん』と呼ぶ機会があるのだろうなと思える印象的なシーンでした。
また、クロトリさんと呼ばれた鳥達が、「なんだ? なんだ、シタウ」と返事をしているところも微笑ましくて好きです。
8-4でクロトリさん達が慕さんを運んでいた場面では、一体どんな話の流れがあって、慕さんを運ぶことになったのだろうと思っていましたが、このようなやりとりがあったのだと思うと、とても微笑ましい気持ちになりました。
慕さんとしては、自分が森のどこにいるか知りたいだけだったのに、フィデリオさんのところまで運ぼうとしてくれたのは、クロトリさんなりのサービスだったのかなとか、名前をつけてもらえて嬉しかったのかな、とか……
次回はいよいよ最終回ですね。
大切に読ませていただきたいと思います。ありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
あの鳥たちに名前をつけるかどうかは、ちょっと悩んでいたところでもありました。
もう最終話で話を畳みにかかっているのに、新しく名前をつけるのもあまり意味がないかなぁ……と最後の最後まで考えていたところです。
ですが、慕はフィアーワンダーランドを自らの意思で選び、今後はここを自分の帰る場所だと定めました。
なので、その意味を込めて名前をつけようという決断があったため、Bisnonさんのコメントが本当に嬉しかったです。
おっしゃるとおり、慕を運んでくれたのはクロトリたちからのサービスです。
これまで彼らにクロトリという名前を与える人はいなかったため、彼らなりのお礼の意味もあったりします。
本作品も、残すところあと一話となりました。
慕とフィデリオがどうなるのか、二人はどうするのか、最後までお楽しみいただけたら幸いです。