応援コメント

6-6 抱えた想いを手放さない」への応援コメント


  • 今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。

    マルティエさんも、この場にはいないエリュティさんも心喰族であったことも非常に驚きました。

    チェシーレさんは『困惑』の感情を好む心蝕族でしたから、同じ心蝕族の中でもこのも感情が違うということはわかっていたのですが、
    その情報があったからこそ、マルティエさんとフィデリオさんと同じく恋心の感情を好むとわかったときにとても驚いたのと同時に、
    マルティエさんが他でもない慕さんを『狙う』理由に納得できて……これまでももちろん楽しかったのですが、読んでいて噛み合う感じがとても心地よかったです。

    そして、同じはと言いましたが、マルティエさんが喰らう感情が、フィデリオさんと全く同じ、というわけでないところがほんとうに巧みだ……と感動しました。

    同じ恋心を好むのであっても、特定の相手への恋心のみを喰らうマルティエさんと、恋心全てを喰らうフィデリオさんの違いが、二人の心喰族の在り方の違いを表しているようで、とても印象的でした。

    (相手の恋心全てを食らうという、フィデリオさんのある意味傲慢なところが、けれど、相手の全てを自分のものにしたいという気持ちの現れのような……)


    次回もとても楽しみです。
    ほんとうにありがとうございました。

    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    これまで出会ってきた慕の周辺の人物を心喰族にするかどうかはとても悩みました。
    特にエリュティアは人間でもいいんじゃないか……と思ったんですが、いやでも心喰族の周囲には自然と同じ種族が集まりそうだし人間は捕食対象だしなと思い、このようになったという裏話があります。

    また、マルティエがフィデリオに何故ちょっかいをかけるのかの理由も、ここで説明という形になりました。
    マルティエが慕にもあれこれちょっかいをかけていたのは、この瞬間のためでした。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    今回もありがとうございました。