応援コメント

6-5 抱えた想いを手放さない」への応援コメント

  • 今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。

    マルティエさんが見せたいものが迷夢蝶であったときは、慕さんのことを気遣って教えてくれたのかなと思いながら読み進めていたのですが、
    でも、それならばフィデリオさんがいないことを確認して慕さんを連れていく必要もないし……と、慕さんと一緒に読み手の私も緊張していたところで、マルティエさんから告げられるフィデリオさんの種族。

    フィデリオさんが心喰族であることを、慕さんは、いつ、誰から知らされるのだろう……というのは、慕さんの恋心の行方や、慕さんが元の世界に戻れるのかどうかということとあわせて、ずっと気になっていることのひとつでした。

    マルティエさんから知らされる可能性もあるとは思っていたのですが、実際にその場面を読ませていただいているときは、事前のそう言った予想など吹き飛んでしまう緊張感と楽しさがあって……
    もなか様の描写の繊細さや、言葉運びの巧みさにあっという間に引き込まれているのを感じました。

    また、マルティエさんが心喰族であることを慕さんに話したときの言い方も、とても印象に残りました。
    『お前を騙してる』という言い方には、フィデリオさんへの不信感か、慕さんへの心配する気持ちか……そのどちらかがないと出てこない表現だと思うのですが、その真意は……というところでお話が区切られていて、次回を読むのが楽しみでなりません。



    ありがとうございました。


    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    慕がフィデリオの正体、もとい種族を知る瞬間は、やはり後々にしたいとずっと思っていました。
    彼の役割や目的からも慕に真実を告げるのは彼が一番だと思って、このシーンでマルティエの口から真実を告げてもらいました。
    このシーンは重要なところであり、不思議な緊張感を出したいと思いながら描写をしていたため、緊張感と楽しさがあるという感想がとても嬉しいです。

    こちらこそ、いつも本当にありがとうございます。
    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。