応援コメント

6-4 抱えた想いを手放さない」への応援コメント


  • 前回のお話の衝撃的なラストから、今回はそれ以上に驚かせていただきました。
    まさか、このタイミングでマルティエさんがいらっしゃるとは。

    マルティエさんは以前に登場した際も、最初は慕さんや読み手に警戒心を与えるような存在でした。
    ただ、その後、読み進めていく中で、やや慕さんのこと乱暴に扱うことはあっても悪い人ではない、力強く、野性味にあふれるとても魅力的なキャラクターになっていきました。

    ですから、今回のお話でマルティエさんが再登場してくれて、とてもうれしいのですが、
    今回のお話でほんとうに感激し、唸らされたのは、『前回のラスト』、そして『今の章のタイトル』が十分に意識された上でのマルティエさんの登場……ということなんですよね。

    マルティエさんが何か考え込むような表情を見せており、フィデリオさんがそばにいないことを確認した上で、慕さんを誘うという行動……
    以前のように、ゆくゆくは優しい姿を見せてくれるに違いない……と思いつつも、『もしかすると』という考えを捨てきれないのですよね。

    この絶妙なバランスが、とてもとてもすばらしくて……また、森の中に作られた町を見て回る慕さんの描写が読んでいて心地よくて、目に浮かぶようで……何度も読み返しておりました。

    次回がとても楽しみです!
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    これまで登場してきたキャラクターの中で、マルティエは慕やフィデリオに深く関わってくる重要な役割を持った人でもあります。
    なので、最終話が近づいた段階でマルティエを登場させようというのは前々から決めていました。
    彼は彼で、何らかの目的を持って動いているので……どのような目的でマルティエが慕と接触してきたのか考えながらお楽しみいただけたら嬉しいです。

    物語は、ここからどんどん終わりへ向けて走っていきます。
    どうか最後までお付き合いいただけたら幸いです。