このエピソードを読む
2021年9月11日 22:41
今回のお話もドキドキしながら楽しく読ませていただきました。最も印象的だったのは、やはり最後の場面です。まさかチェシーレさんが心喰族だったとは……しかもフィデリオさんとは違い、困惑の感情を好む心喰族であったとは……ほんとうに衝撃的でした。衝撃的ではあっても、唐突感はまったく無いのはなぜだろうと思っていたら、2-5でチェシーレさんの口から、『好む感情は個体によって違うなんていわれている』と説明があるんですよね。そのときは伝聞口調で話していたのも、心喰族についてあまり詳しく話すことで、自分が心喰族であることを慕さんに気づかれないようにしていたのかなと思ったりして……それに、これまでのチェシーレさんの振る舞いも、煙に巻くような表現をしたり、相手に有無を言わさず行動したり……わざと困惑させるような言動をしているんですよね。以前の会話で出た情報が、こうして印象的な形でしっかりとした伏線として機能しているのが、ほんとうにほんとうにすごい……読めば読むほどもなか様の文章力の美しさに感動してしまいます。また、フィデリオさんから見る慕さんが、『最高の食事』に見えるだろう……というのと同時に、チェシーレさんから見たフィデリオさんも、これから抱くであろう『困惑』の感情に目をつけられているという、多重構造も物語に深みを与えているようで……いたるところで感激しております。次回のお話もとても楽しみです。ありがとうございました!
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。そうです、自分は物知りなだけで無害な人ですという顔をしていましたがチェシーレも心喰族の一人でした。ここは最初に出しておいた情報を回収しておこうと思っていたところでもあるのですが、これがちゃんと伏線になっていたのかわからず……。書きながら伏線としてきちんと機能しているのか心配になっていたところでもあるので、bisnonさんのコメントを見てほっとしました。次回の6章からは終わりに向けて物語が進んでいきます。まだもう少しだけ続きますが、どうか終わりまでお付き合いいただけたら幸いです。こちらこそ、今回も本当にありがとうございました。
今回のお話もドキドキしながら楽しく読ませていただきました。
最も印象的だったのは、やはり最後の場面です。
まさかチェシーレさんが心喰族だったとは……しかもフィデリオさんとは違い、困惑の感情を好む心喰族であったとは……ほんとうに衝撃的でした。
衝撃的ではあっても、唐突感はまったく無いのはなぜだろうと思っていたら、2-5でチェシーレさんの口から、『好む感情は個体によって違うなんていわれている』と説明があるんですよね。
そのときは伝聞口調で話していたのも、心喰族についてあまり詳しく話すことで、自分が心喰族であることを慕さんに気づかれないようにしていたのかなと思ったりして……
それに、これまでのチェシーレさんの振る舞いも、煙に巻くような表現をしたり、相手に有無を言わさず行動したり……わざと困惑させるような言動をしているんですよね。
以前の会話で出た情報が、こうして印象的な形でしっかりとした伏線として機能しているのが、ほんとうにほんとうにすごい……
読めば読むほどもなか様の文章力の美しさに感動してしまいます。
また、フィデリオさんから見る慕さんが、『最高の食事』に見えるだろう……というのと同時に、
チェシーレさんから見たフィデリオさんも、これから抱くであろう『困惑』の感情に目をつけられているという、多重構造も物語に深みを与えているようで……いたるところで感激しております。
次回のお話もとても楽しみです。
ありがとうございました!
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
そうです、自分は物知りなだけで無害な人ですという顔をしていましたがチェシーレも心喰族の一人でした。
ここは最初に出しておいた情報を回収しておこうと思っていたところでもあるのですが、これがちゃんと伏線になっていたのかわからず……。
書きながら伏線としてきちんと機能しているのか心配になっていたところでもあるので、bisnonさんのコメントを見てほっとしました。
次回の6章からは終わりに向けて物語が進んでいきます。
まだもう少しだけ続きますが、どうか終わりまでお付き合いいただけたら幸いです。
こちらこそ、今回も本当にありがとうございました。