応援コメント

4-6 叶うならあなたを知りたいと」への応援コメント


  • 4章最後のお話も、とても楽しく読ませていただきました。

    特に好きなシーンは、慕さんの前に現れてくれたフィデリオさんが、エリュティアさんの存在に気づいていなかったところです。

    あれほど協力な術士であるフィデリオさんであれば、本来ならエリュティアさんの存在に気づかないはずがないのに、声をかけられてようやくエリュティアさんの方を見る……というのが、いかにこのときのフィデリオさんが、慕さんのことしか見えていなかったか、というのが感じられて好きです。

    フィデリオさんの心境を直接描くのではなくて、その行動で描いてくださっているのがとてもすてきだと思いました


    また、フィデリオさんが慕さんの髪を撫でているところも大好きです。
    一度ではなく、二度……最初は片手で、二回目は両手で撫で回しているところがすきです。

    ふつう、頭を両手で撫でることってあまりないと思うのですが、それだけに……ふつうであればしないことをするくらい、『気にしなくていい』という気持ちを、慕さんに伝えたいのだろうなというのが感じられて……

    今回に限らず、フィデリオさんが、慕さんに、ただ言葉だけを伝えるのではなく、いろいろな表情や仕草を交えて伝えようとしているところが、登場人物が『生きて』いるようで……もなか様の書かれる文章の大好きなところのひとつです。



    次の章もとても楽しみです。
    ありがとうございました。


    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    フィデリオ視点では、面倒を見ると決めていた対象が突如連れ去られたような状態でした。
    なので、内心ではとても焦っているし慕を心配している……というのがあったため、とにかく慕に注意がいってた感じになっていました。
    また、登場人物たちが生きているようという言葉も本当にありがとうございます。
    登場人物が生き生きしているような描写をできるようになりたいとずっと思っていたので、大好きなところの一つとまでいっていただけてとても嬉しいです。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。