応援コメント

3-5 寄せる想いに目を伏せる」への応援コメント

  • 今回のお話も、とても楽しく読ませていただきました。


    慕さんを連れ去るという、慕さんとフィデリオさんからしたら大変困ったことをしてくれたマルティエさんですが、今回のお話で一気にマルティエさんのことが好きになりました。


    慕さんに落ちると危ないからじっとしていろと言ってくれたり、慕さんを連れ去ったのは外の世界を見せるためだと教えてくれたりと、周りから見ると唐突に行動しているように見られてしまうだけで、マルティエさんとしては考えがあっての行動なのかもしれない……と思えて。

    また、マルティエさんのその言葉を目にする前に、フィデリオさんが「あの子は、アタシの獲物なんだから」と、慕さんへの強い執着をあらわにしている場面があったことで、フィデリオさんが人間ではなく、『人間の感情を好んで食らう心喰族』であることが強調されて、
    マルティエさんの言うとおり、慕さんは自分のためにも、もっと外の世界のことを知った方がいいのかもしれない……と感じられました。
    (登場人物のひとつひとつの言動に説得力があって、もなか様の書かれる文章のほんとうにすごいところだなあ……と、いつも尊敬しております)


    マルティエさんの行動に感謝する思いが出てきましたし、「少し話してみたいと思うのは、そんなにも変なことか?」とつぶやく場面も、マルティエさんの素直な感情が現れているように見えて、今回の章でマルティエさんの考えや様々な表情を見ることができたのがとてもうれしかったです。



    次回もたいへん楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
    そして、マルティエのことも好きになっていただけたとのことで、本当にありがとうございます。

    マルティエは落ち着いて考えて行動するフィデリオに比べ、突発的で突拍子もないように見える行動が目立ちつつも、bisnonさんが思ってくれたように、腹の中では彼なりに考えて行動しています。
    ので、その部分もきちんと伝わったみたいで、ほっとしています。
    ここから少しの間だけ、マルティエの手によって外の世界をちょっとだけ目にできるので、慕と一緒にどんな場所があるのかお楽しみいただけたら嬉しいです。

    こちらこそ、いつも励みになるコメント、心から感謝しています。
    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。