応援コメント

3-4 寄せる想いに目を伏せる」への応援コメント

  • 今回の章もとても楽しく読ませていただきました。


    特に好きだったところが、マルティエさんが慕さんを連れ去ってしまったところです。
    マルティエさんが突然消えて慕さんの背後に現れただけでも驚いたのですが、まさかフィデリオさんの静止が間に合わない速度で、慕さんを連れ去ってしまうとは……

    フィデリオさんがとても強力な術者であることがここまで描写されてきていただけに、そのフィデリオさんを出し抜くことのできるマルティエさんも相当の実力者であるということが感じられて、慕さんのピンチの場面ではありますが、読んでいてたいへんワクワクしました。


    とはいえ、フィデリオさんがマルティエさんにまったく敵わないわけでもないのだろうと思います。

    マルティエさんは『他人が隠しておきたい秘密を嗅ぎつける能力』があるとのことで、もしかすると相手の精神的な隙を突くような、隠密行動に向いた能力があるのかな……などとも思えて、そうすると、正面からぶつかればフィデリオさんが有利だけれど、今回のような状況ではマルティエさんが有利だったりするのかも……という想像も膨らんできて。

    フィデリオさんが出し抜かれる、という衝撃的な場面ではありますが、こういった事前の情報の出し方がとても巧みだなあ……と感激しました。



    次回もひじょうに楽しみです。
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    今回もお読みいただき、本当にありがとうございます。

    マルティエが慕を連れ去るシーンは、入れるかどうか少し悩んだところでもあります。
    前の章でマルティエに対するマイナスイメージを少し入れていたので……。
    なので、好きなシーンとして挙げてくれていて、ほっとしました。

    フィデリオとマルティエの力関係というか、バランスの考察もしていただけたようで、本当に嬉しいです。
    二人の違いはいろんなところで見せているつもり……なので、それも考察の材料にしていただけると幸いです。

    毎回嬉しいコメント、大変励みになっております。
    次回もまたお時間があるときにでも、ごゆっくりお楽しみください。