応援コメント

3-2 寄せる想いに目を伏せる」への応援コメント



  • 今回もとても楽しく読ませていただきました。


    慕さんからフィデリオさんへの想いを、フィデリオさん本人が登場しないシーンで描写していく……というのがとても美しい展開だなと思いました。


    まだはっきりと恋とは言えないけれど、気になってしかたがないという想いが丁寧に描かれていて好きです。

    そして、『フィデリオが部屋の中にいてくれたら、』と感じ直後に、フィデリオさんが別の女性と写っている写真を発見するという展開の巧みさに、読んでいてワクワクした気持ちが止まりませんでした。

    慕さんから見て、おそらく慕さんとは全然タイプの違う、美しい女性。
    写真からも伝わる、恋人同士ではないかと思ってしまうほど空気の違うの二人。

    はっきりと恋人だと言われているわけではないからこそ、また、フィデリオさんがこの場にいないからこそ、慕さんの想像が膨らんでしまうという状況が、慕さんにとっては苦しい場面でもあり、
    同時に、フィデリオさんへの想いを自覚していく(慕さんは特別な関係ではないと言い聞かせていますが)場面にもなっていて、ほんとうにすごいです……

    そして最後に、フィデリオさん……ではなく、新たな登場人物が。
    最初から最後までまったく目が離せませんでした。



    次回を読むのもとても楽しみです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    想いを寄せている相手が傍にいないとき、いろんなことを考えてしまう……。
    そんなこともあるだろうと考えて、今回のパートは慕が自分の中にある想いの形を一人で見つめてみる感じのお話でした。
    写真を見つけてしまった慕の心がこれからどう変化するのか、想いがどうなっていくのか、ここから少しずつ描いていっているつもり……です。

    次回も楽しみにしていただけているようで、本当に嬉しいです。
    またお時間のあるときにでも、お楽しみいただけたら幸いです。