応援コメント

2-5 リボンを結んで過ごす日々」への応援コメント


  • 今回もとても楽しく読ませていただきました。


    フィアーワンダーランドには心喰族という種族もいるのですね。
    人の姿と本来の姿を切り替えることができて、感情を食らう種族。

    種族の説明を読むだけで、こんな種族がいるのだなとか、いつか慕さんたちと出会うこともあるのかもしれないと想像が膨らんで楽しいです。


    また、その後のチェシーレさんの『感情なんてなくなっても生きていけるだろうに。……』というセリフが好きです。
    チェシーレさんは慕さんに様々な道具を用意してくれたり、フィアーワンダーランドのことを教えてくれますが、言葉が通じるから、教えてくれるからと言って、それで全てがわかりあえるわけではない……というところが感じられて。
    『異質さ』の表現がすごいなと思いました。


    その後、フィデリオさんの強さを聞かされたときの慕さんのシーンもすきです。
    フィデリオさんの魔法を見て、自分で強さを実感するのと、第三者からフィデリオさんがいかにすごいひとなのかを聞かされるのとでは違いますものね。
    自分の知らない部分を第三者から聞かされるときの寂しさが表現されていてすきな場面です。

    その寂しさが、これからフィデリオさんのことをもっと知りたいという気持ちにつながっていくのだろうか……と想像しつつ、次回も楽しみにさせていただきます。

    ありがとうございました!




    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    この辺りはちょっと説明的な感じがするかなと思っていたので、楽しんでいただけたようでほっとしました。
    私自身、こういう異世界転移系のお話で、主人公がいた世界との違いや異質さがふとしたときに見えるというのが好きなんですよね。
    なので、慕と一緒に、チェシーレにある『異質さ』を感じていただけたのが嬉しいです。

    フィデリオの話をチェシーレから聞いたときの慕のシーンも、好きといってくれて本当にありがとうございます。
    実際、自分が知ってる人のすごい話を第三者から聞いたら、遠い人のように感じられて少し寂しく感じられてしまうことがあるので……その寂しさを思い出しながら描写したところでもあります。

    また次回も、ゆっくりお楽しみいただけたら嬉しいです。