卒業式

小鳥達が木の上で鳴いている。

かえでは目が覚めカーテンを開き窓を開けた。

小鳥達はかえでの部屋に入った。

「小鳥さん達おはよう。今日も楽しい1日になるかしら?」

「ピィピィ」

小鳥は鳴いた。

「小鳥さん達、髪結んでくれるかしら?」

小鳥達20羽が皆んなでかえでの髪を結びピンクのリボンをつけた。

「ありがとう!」

「ピィピィ。」

かえでは制服に着替えた。

「じゃあね。小鳥さん達。」

小鳥は窓から飛びたった。

かえでは手を振った。

さきが二階に上がりかえでを起こしにいく。

「トントン。失礼します。」

さきは目がまんまるになりびっくりした。

かえでが自分1人で髪が結んである。

「かえで様。今日は1人で髪結べたのかしら?」

かえでは首を振った。

「ううん。小鳥達が髪を結んでくれたの!」

さきは頭にはてなが浮かんだ。

「小鳥?」

「うん。あの子達よ。」

かえでの部屋から近くの木を2人で見た。

白、青、ピンクの小鳥が鳴いている。

「ピィピィ。」

「私は下にいますから降りてきてくださいね。」

「わかったわ。」

さきはドアを閉めた。

朝食を食べにリビングに行きいつものように食べた。

「行ってきます。」

お母さんが慌ててこっちにきた。

「今日は卒業式ですわよ。私達と一緒にいくのですよ。」

「わかったわ。」

家族とリムジンに乗り学校に行った。

学校に着きホームルームを始めた。

「ご機嫌よう。今日は最高の卒業式にしましょう!」

先生が張り切って着物を着ている。

みなが来た。

「ご機嫌ようかえで。今日髪可愛いですわね。」

「ありがとうですわ。」

制服にお花のバッチをつけ、会場に行った。

卒業式が始まり校長先生の言葉が長くて皆んな退屈。

卒業ソングを歌い卒業式が終わった。

すぐに車に乗って帰った。

明日から高校。

寮のある高校に行く。

家に帰り普段着に着替え横になった。

少し休んだら近くの公園に遊びに行く。

ポチは元気か気になる。

「お母様、お父様今日は天気が良いのでお散歩に行ってきます。」

「気おつけて。」

ドアを開け久々の散歩。

今日は自転車に乗り遠くまで遊びに行く。

お城に毎日いるのが退屈だった。

自転車に乗り急な坂道を自転車で走った。

風が追い風。

「気持ちい!」

小鳥達がポチの居場所を案内してくれるみたい。

「ピィピィ。ついてきて!」

当然かえでは動物の言葉が聞こえない。

5羽の鳥が飛びかえではついて行った。

「小鳥さん達。どこに行くの??」

「ピィ。」

案内されついた場所は公園。

ポチがかえでに飛びついた。

「ポチ。元気にしてた?」

「ワンワン。」

ポチは尻尾を振り嬉しそう。

かえではドックフードを大きな鞄から取り出しポチにあげた。

ポチはおいしそうに食べている。

頭を撫でると嬉しそう。

ポチにボールを投げて遊んでいたら夕方になってしまった。

「じゃあ。皆んなまた明日ね。」

自転車に乗りお城に帰った。

いつものように夕食を食べ高校は電車。

「かえで。高校は電車でいくのよ。旅行バックを持っていきなさいね。」

「わかったわ!」

かえでは明日が楽しみでしょうがない。

ルンルンで二階に行った。

パジャマ、洋服などバックにしまい今日はお風呂に入り電気を消した。

「明日が楽しみだわ!電車よ!!」

独り言を言い寝た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

犬の国 くるすけ @nyajito

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る