第20話「救世主」
2071年 5月 教室 2年B組 放課後
達也「4
新「加賀も「センチョーマフィアだけには手を出すな」とかって言ってたし、どうするか」
清十郎「潜入するの反対だ!奴らの評判からすると、子供だろうが容赦なく殺されるだろう」
慶子「いいアイディアがあるよ!」
達也「さすが慶子!」
慶子「じゃじゃ〜ん!」
そういうと、慶子はこの前光学迷彩を購入した通販カタログを出した。そしておもむろにページをひらいた。
慶應「このページの
達也「なになに…付属のコントローラーで操作できる人型ロボット、360度録画、録音、音声発信、自動翻訳、10万馬力、自爆機能付き…」
清十郎「なるほど!俺達が潜入するんじゃなくて、この人形ロボットに潜入してもらうわけか!」
慶子「そういうこと!このロボットに光学迷彩を着せれば最強の偵察ロボットになると思うの!しかし、問題は値段…」
達也「2億円…、なんか光学迷彩が3億もしたから、むしろ安く感じるな《笑》」
新「よし、買おう!」
達也「ですよねー《笑》」
◆◆◆
数日後
偵察ロボット「ポコ丸君」が新達の下に届いた。
そして4人が偵察ロボットを試運転する為に、河川敷に訪れた。
清十郎「なるほど、スマホの画面からポコ丸君の視界が見えて、コントローラーでスマホを見ながら操作するのか…」
新「まずは俺から、試し運転してみるよ!」
◆◆◆
数十分後…
新「ダメだ、全然思い通りに動かせない、ジャンプしようとしたらなぜかう◯こ座りのまま動かなくなる…」
達也「何やってだよ!次は俺だ!!」
◆◆◆
数十分後
達也「ダメだ、走ろうとしたら、何故か腰を振りながら「フォー」って叫び出す…」
清十郎「まあ俺に任せてとけよ!」
◆◆◆
数分後
清十郎「ダメだ、
慶子「もー!みんなしっかりしてよ!私にまかせて!」
◆◆◆
数十分後
慶子「ダメだ…パンチをしようとしたら「後方伸身2回宙返り3回ひねり」になっちゃう…」
新・清十郎・達也「{逆にすげぇな…}」
4人はお手上げ状態になり、とりあえず河川敷の斜面で寝そべり、空を見上げた。
清十郎「ポコ丸君を買ったはいいものの、それを操縦するスキルがあるやつが必要だな…」
新「そうだな…、あっ!
慶子「なるほど!じゃあ決まりね!私が次の日、琴音ちゃんに言っとくよ!」
◆◆◆
次の日 河川敷
琴音「このコントローラーであれを動かせばいいのかしら♩」
清十郎「ああ、これが操作説明書だ!」
琴音はしばらく説明書を眺めた後、「ポコ丸君」のコントローラーを持った。
4人は琴音が「ポコ丸君」を操作する様子を眺めている。
するとポコ丸君はかつて見たことの無いような過敏な動きをした。
琴音「ヒャッハーーー、こんなのちょろい!ちょろいっ!ちょろいぃぃ!」
琴音はまるで自分の手足のように「ポコ丸君」を動かし始めたのだ。
慶子「琴音ちゃんすごいっ!{コントローラーを持った時の性格の変わりっぷりもすごい…}」
達也「さすが全国No.1プレイヤーだぜ!本当に初めて触ったとは思えないっ!{ちょっと琴音のファンだったのにショックだ…}」
琴音はしばらくポコ丸君を操作した後、コントローラーを置いた。
琴音「あの〜♪いかがでしたでしょうか?
清十郎「俺達と比較できない程上手かったよ!」
新達4人は目線を合わした。
清十郎「そこで琴音に頼みたい事があるんだが…」
清十郎が琴音に経緯を説明してKSDFに勧誘した。
琴音「まぁ〜♫ジャホンざそんな事になるなんて♩
こうして
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます