第18話 修行

 「それで、先日教えた魔法の本質よ。そして、この世界の魔法について、述べってくれよ」

 「はい!まず、魔法の本質では、体の中の魔力を、脳でイメージして、出したという攻撃手段です。この世界に、炎、水、風、地、光、闇、そして治癒の聖という七つの属性があり、属性を組合い、様々な攻撃魔法、状態魔法、そして特殊魔法を使える。魔法は初級魔法、中級魔法、上級魔法、そして、古代から伝えているエンシェント魔法に分けられている。」

 「そうよ、そして、詠唱は必ず必要なのか?」

 「はい!初級魔法と中級魔法は繰り返す練習により、無詠唱をできる。上級魔法は人によって、詠唱は限界まで近づく、本来の時間の1割まで減少できる。最後、エンシェント魔法は、現在の魔法の本質と違いため、詠唱は必須である」

 

 シャローナ先生と魔法の勉強は既に一週間を経た。ほとんどの時間が魔法理論の勉強する。普段の遊んだ態度と違い、授業中の先生は意外に真剣よ。これまで、私は治癒魔法以外に何も知らないもの。先生と一緒に勉強は本当に良かったよ。

 「その通りよ。エンシェント魔法以外、ほとんどの魔法は無詠唱できるよ。昨日の続き、魔法のレベルについて勉強する。魔法のレベルは、威力、範囲、スピード、詠唱時間、クールダウンの差で、1から40まで分けられる。例えば、最大級のレベル40の攻撃魔法、威力、範囲、スピードが最も高い。逆に、詠唱時間とクールダウンは最も長い。よって、魔法を使う時、需要により、レベルのコントロールを魔法戦闘の主流だよ」

 つまり、魔法の戦闘は役割によって、レベルのコントロールはいろいろな変化により、戦い方も大きく違いがあるよね。ここはメモメモ…

 

 「次に、属性と魔法の関係よ。例えば、風属性の初級魔法『ウインドカッター』、風属性の適性が40以上から使える。中級の『エアスラスト』は200以上。上級の『サイクロン』は500を越えないと使えない。さらに、適性の高さ、直接に魔法の威力、範囲、スピード、詠唱時間、クールダウンを影響され、あなたが前に、父を救い時もそういうことよ」

 そう、あの時、その「リザレクション」の威力と範囲は、本に記載する効果に、遥かに超えるよ。その時、80000の適性はそれほどの力のよね。今は前の31倍で、その光景はもう想像できないよ。

 

 「最後、適性は、魔法を練習しながら、上がることができる。つまり、あなたの適性は、これだけの程度ではないよ」

 嘘よ!!まだ上がるの?さらに、例え100に上がると、私にとって、2100なの。私、未来がどんな化け物になるかよ…

 「あの、先生。適性について、この世界に平均値はいくらかしら?」

 平均値がわかると、自分をどんなレベルに属することがわかる。今は数値だけ、自覚がないよ。

 

 「平均値はね、それは今まで計算していなかったよ。しかし、各レベルの魔法使いの適性のデータがある」

 「それは教えてくれませんでしょうか?」

 「それはいいよ。普通冒険者の魔法使いは、持ち属性の平均は500くらいよ。高級冒険者は1000を超え、聖王国の魔法学園の教師もそのくらいの程度。最後、エンシェント魔法を使える王宮魔導士たちは、1500から2000まで」

 もう驚かないよ。聞く時もうわかる、やはり私は非常識だよ!

 

 「ちなみに、私は全部5000を超えるよ」

 「さすが先生、凄いですよ!」

 やっと私をこえる者がいるよね。化け物は私一人じゃないよ!

 「でも、あなたの潜在能力と成長の空間を考えると、全部10000超える可能性があるよ!」

 あぁぁ、シャローナ先生。先の感動を返してよ… でもよ、お兄様との約束を実現するために、力が欲しい。今の一番大事なことはきちんと魔法を勉強するよ。

 

 「では、今日はここまでよ。ちょっと早いですが。タケヨシと別れ日だから、練習は特別に休み!早く行って!」

 「はい、先生。ありがとうございます」


 今日はおじいさまと別れる日。おじいさまが王国に戻る。お父様と一緒に大事な仕事があるもの。寂しいが、もう大丈夫よ!私は王女だもの!

 おじいさまはすでに準備終わる。外で待っている。

 「おじいさま!おまたせ!」

 「オー、ミリア!勉強が終わったか!?」

 「はい!シャローナ先生が今日特別に早く終わるよ」

 「それはいいぞ!(あのババ、たまにはいいことをできるね…)」

 

 「おじいさま!もうすぐ… 行くの?」

 「あぁぁ、すまんな。ミリア、わしがやるべきことが…」

 「大丈夫、おじいさまが大事なことがあるもの…」

 「ミリア…」 

 おじいさまが私の頭を撫でている。


 「あっ、そだ、忘れた。危ない危ない… ミリア、これ!」

 「あぁぁ、木の剣だよ。おじいさまのツキマルと同じ形の剣だよ!もらっていいの?」

 「あっ、もちろんよ。これがミリアのために作った剣だ。これからも毎日練習の約束を守るよ」

 「うん、必ず守るよ!」


 そのことは、三日前の夕方。魔法の練習が終わる。おじいさまが外に剣の練習ことを見った。おじいさまが膝を少し折り、手で剣の柄にかけて、目が閉じる。こんな剣の構えは見たことがない。

 まるで時間を止まるように、この時、風が起こる、木の葉がちらっと落ちて。おじいさまが急に眼が開け、剣が鞘から一瞬で払う。その葉を二つに分けた!そして、その剣の形、「予知」のところと同じ剣だ。つまり、未来の私もこのような形の剣を使えるの?

 

 「おじいさま!先は何よ?」

 「あぁぁ、ミリアもう練習が終わったか。これはな、わしの故郷、『日ノ本』の剣法だ。先の技は『心眼』と『居合』だ」

 「凄いよ!私も学びたい!」

 「ミリアが魔法を勉強しているじゃないか?これは戦士の戦い方よ」

 「違い!おじいさまの剣が学びたいです!魔法と関係ない!おじいさまのこと好きだからです!」(おじいさま。許して!もう理由を思い出さないよ。「予知」のことも話せない。ここで、我がまましかないよ!)

 

 おじいさまが真剣な顔になる。こんなに厳しいおじいさまが初めて見た。

 「ミリア、あなたは本気か!?」

 「はい!本当ですよ!?」

 「この剣の道は大変辛いだ。今まで、魔法の練習がかなり時間をかかる。もし剣を練習と一緒なら、あなたは練習と寝る時間しかないよ。大丈夫か!?」


 えいいいい!!こんなに、しかし、これはやるしかないのことだ!

 「大丈夫ですよ。わたくしもやるべきことがありますよ!王族の一員として!」

 「そうか、わかった。まずは、ミリアを使える剣をつくる。その前に、待ってくれ」

 「はい!おじいさま、ありがとうございます!」

 それは事情の経過だよ。おじいさまが本当に作るなんて、嬉しいよ!

 「ミリア、わしはそろそろ…」

 「はい!おじいさま!」

 「時間があれば、わしが剣の道教える。その前に、毎日練習よ!」

 「わかった!おじいさま、ちょっとお願いことがある… もしエクセル兄さまと会うなら。『絶対に約束を守る』と伝え欲しい!」

 「わかった。では、元気でね!」

 「はい!おじいさまも!」

 

 おじいさまが馬に乗って、飛び出した。おじいさまの背の影を見て、寂しいを感じる。しかし、未来のために、私はやるべきことがあるよ!頑張るよ!!

 

 ――――――――――

 「では、今日は魔法の応用について勉強する」

 これまでの基礎の勉強はやっと終わった。応用はね、どんなことかな?

 「魔法の元は魔力。魔力は攻撃魔法、治癒魔法以外も、様々な使え方もある。例えば、魔法アイテムをつくる、その測定用クリスタルボールとスキルカードはつくられた魔法アイテムよ。その以外、身体能力の強化、使い魔の召喚などの使い方もあるよ」

 「使い魔?モンスターを召喚のことなの?」

 「そうよ。召喚したモンスターと契約して、魔力を使い魔に提供して、戦い方だよ。あなたの精霊のようなものよ…」

 そういう戦い方もあるの?確かに、ワァイスとシッヴァルツは強い。しかし、私にとって、ペットだもの。あんまり戦わせたくないよ。そして、あの強さは…

 

 「あああああ!!!」

 シャローナ先生が急に大声で叫んだ。

 「なんで今まで思い出さないの!?私のバカ!」

 「先生?一体…?」

 「ミリア!早く!早く精霊たちを連れて、今すぐ!!!」

 「あっ、はい!」


 一体何よ?イヤな予感が出る。

 「ワァイス!シッヴァルツ!どこなの?」

 「ミリア様、私たちはここだよ!」

 「ミリア様?もうご飯後時間か?」

 あぁぁ、この猫たち、私毎日毎日一生懸命で練習よ。お前らはここで昼寝なの!!?

 

 「シャローナ先生が君たちに用がある。早く一緒に行こよ!」

 「わかった!」

 「了解す!」


 勉強の部屋に戻った。わあ… 先生は興奮過ぎるよ! これで大丈夫かしら?

 「先生、もう帰りますよ」

 「あぁ、あなたたち、魔力を使って、人の姿になれるよね?」

 何よ!?うちの猫たちが人に?無理無理、絶対無理よね!


 「できるよ」

 「オレもできるぞ」

 もう!なんでできるよ!猫は猫よ!!


 「今、人の姿に変わる。できるの?」

 「無理よ、それは、膨大な魔力が必要だ」

 「そうそう、普通の人間の魔力は全然足りない!」

 「それなら、普通じゃない人間、ここに一人がいるよ」

 

 なぜ三人ともこっちを見るよ!?私は普通の人間よ!まぁ、既に普通の人間じゃないよね…

 「わかった… やり方は?」(こいつらに敬語を使えたら負けだと強くおもう!!!)

 「まずは、手で精霊に触って、魔力を与えこと、イメージする。その後、魔力を精霊に与える。それで全部よ」

 「わかった、じゃ、ワァイス、シッヴァルツ、もういいの?」

 「私はもう大丈夫よ」

 「オレもオーケース!」


 手が猫たちの頭に触って、イメージする…

 「あっ、忘れた。ちゃんと服装を想像するよ。そうしないと、変わった人が裸よ!」

 なんで早く言いないよ!!危ない!!服よね?どんな服がいいの?それじゃ、そうしよう!魔力を与える!!


 「ボム!!!!」と煙が出だ。これは何よ!!

 「っくっ… っくっ… 大丈夫なの?ワァイス!シッヴァルツ!」

 「大丈夫よ。成功したらしい」

 「オー!これがオレか?」

 

 煙が消えた、目の前に、黒い瞳、白色ショートヘアの綺麗な女性がメード服を着て、何か表情が少ないの?そして、白い目、黒色の髪、そしてメガネ付き!?その頭… パイナップルみたいよ!黒いスーツを着て、執事の感じる男性だ!

 

 「おお!大成功だ!精霊が人の姿に!」

 「わたくしもビックリした、ほんとにワァイスとシッヴァルツなの?」

 「はい。ミリアさん、私はワァイス。ミリア様からもらった服を大切にする」

 「おっと、オレはシッヴァルツだ。この服は、なんか動く難いな!ミリア様!」


 何か違和感があるよ。ワァイスはカンペキよ。それじゃ、シッヴァルツは? わかった!

 「シッヴァルツ、これからの話は命令だよ!」

 「はい、ミリア様。ご命じてください」

 「これから、人の姿の時、『オレ』で自称をやめて!『私』に変わるよ!命令よ!」

 「えいい?これは何のため?ミリア様?」

 

 シャローナさんの顔がおかしい、笑えが耐えないでしょう。実は私もそうよ!なんでシッヴァルツはこんなに違和感を… もうダメよ…

 「ワァイス、君なら、分かるよね?彼に教えない?」

 「はい。ミリア様。こら、エロ猫。この落ち着きな姿で『オレ』をつかると、違和感ばっかりだ」

 「なんで!オレ、イヤ、なんで私だけ!!!?」


 その日から、毎日の朝が剣を練習。午前中は魔法の勉強。午後は魔法の練習。ワァイスとシッヴァルツが人の姿になる後、シャローナ先生が何かを命令したらしい。たまに家事を手伝い。たまに魔法の練習場で一緒に練習する。

 これで、私の修行の日々、始まるよ!

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