第4話 ドラゴン、教団そして兄妹
「ミリア、見て見て、海だよ!」
「あぁ!本当に広いわね!」
「お嬢様、気をつけてください」
ハシュル公爵領から離れ、一日半が経った。あと半日で、目的地のセオーテスに着く。森から出て、海が目の前に現した。本当に広いわ!青く水の表面が太陽の光を反射し、何と眩しいだわ!さらに、見渡す限り果てしがない水平線。海でいうもの、本当に素敵だね。
「ミリア、こんなに広い海、あたしが初めて見ましたよ!」
「あぁ、わたくしも海をみることがはじめてですわ」
「ミリア、元気がないそうです。大丈夫かしら?」
「あっ、ちょっと考えことが… もう大丈夫ですわ。メアリー」
せっかくこんな景色を見る。今は全然楽しめない。一昨日の夢は一体… それは前世の記憶かしら?まさか私は魔獣に襲われて、死んだ後でこの世界に転生なの?イヤ、違い、そうなると、ドジ女神言った「ミスによる」は成立しかねないよ。さらに、前の「教団」と「聖女」。もう… わけわかっないことが多すぎるよ!いったん、置きましょう。今はメアリーと一緒に海を楽しみしましょう。
「ミリア様、もうすぐ休憩の時間です」
リリスが言ったばかり、馬車が緩めで停まった。
馬車から降りて、使用人たちはすでに休憩の準備を終わった。あぁぁ!海がこんなに近くなんて!
「メアリー、海のどころに遊ぼう」
「えい?いいの?」
「ミリア様、海に近くは危険です。さらに…」
「そうですよ!ミリア」
なんでメアリーも反対なのよ!いや、また、メアリーの視線、私?じゃなく… 服!?アハハ、今ドレスを着ることが忘れちゃった。ドレスを着て、砂浜で遊びなんて、これがどこのお姫様なのよ!
「アハハ、それはそうですわよね。では、リリス、ティータイムを準備してください。」
「わかりました。では、こちらどうぞ」
「メアリー、これが新しいクッキーですよ、おいしいよ、食べて…」
「はい… あぁぁ、本当においしいよ…」
あぁぁ、いい天気の午後、メアリーと一緒にミルクティーを飲んだり、クッキーを食ったり。私の人生はそれだけもう十分だわ。
休憩の時間を楽しんでいる際に、空が急に曇りになり、大きい風が起こった。えいい!まさか、雨か!?せっかくのいい雰囲気なのに!
「ミリア様、メアリー様、早く馬車に戻りましょう!」
「あぁ、わかりました…」
馬車に戻りたい時、空に何かが現れる。なんだ、その生きのも。あれが、ドラゴンよね!
「陛下、早く避難を…!」
「イヤ、大丈夫!こっちに向けてないらしい…」
お父様のいい通り、ドラゴンがこっちに来ていなかった。別の方向へ飛んで行った。しかし、私がドラゴンの上、人の姿を見えるらしい…
「皆、早く馬車に戻る、暴雨が来るぞ!」
馬車に乗ったばかり、大雨が降り始める。
「ミリア、大丈夫の?」
「えっ、えい… 先のはドラゴンですよね?驚きましたわ」
「はい、あたしもビックリしましたよ…」
「でも、皆が無事で良かったですね。そいえば、メアリー、先のドラゴンの上、何が見たかした?」
「えいっ!いええ、あたしはないも…」
「そうかしら。リリス、そしてあなたも何が見なかったの?」
リリスとメアリーのメードに聞きかける。
「いええ、私はドラゴン以外に何も見えない。」
「そうなのか、わたくしの気のせいかしら」
へんっ、変だよ。なんで私以外誰でも見えないの?それは絶対に人の姿だよね。誰がドラゴンを駆使するの?わけわからないことがまた増えたよ。もうかんべんしてよ!
雨が少し小さくなった時、再び出発した。雨のせいで、セオーテスに着いた時、すでに夜になった。馬車がある建物の前に停まった。ここは?教会?今日は教会で泊まるの!?
馬車から降りる。教会の前に、すでに騎士らしい人たちが迎えている。
「儀式期間の護衛任務を負う。フェリプス大神官直属騎士団長、フロスト・ミーラでございます。陛下の御光臨に、ありがとうございます!」
えいい!なんでこの騎士団長が立ってはなしのよ!兵士が国王に跪いて忠誠を示すべきじゃないの!?この無礼者よ!
しかし、お父様の顔がちょっと微妙。
「あっ、ご苦労だ。フェリプス大神官は…?」
「はい、大神官様が今儀式の神殿に、準備を促してございます」
「わかった、では、護衛をお任せ!」
「はっは、任せてください!」
教会に入って、教会を用意する夕食を食べた。数日間の旅で疲れたもの、皆が部屋に戻って、休んた。私が今日起こったことを考える。ドラゴンを駆使するもの、国王に無礼な態度の騎士。まったく、何もかも、全然わからないよ。お父様に聞いても何も教えないよね。じゃ、おじいさまに聞きましょう。
「ミリア様、今の時間はどこに…?」
「リリスか、わたくしはちょっとおじいさまに用事があります。連れなくてもいいよ」
「しかし、ミリア様…」
「これが命令だ、リリスも結構疲れるでしょう?きちんと休んで… わたくし一人で大丈夫ですわ」
「はい、わかりました」
元々、リリスを連れても大丈夫。しかし、王族の尊厳に関わることで、メードのリリスがいない方かいいと思うよ。
お父様の部屋の外に経過すると、中に人の声を聴いた。
「なんだ、教団の連中、あの無様のことを…」
「そうだ、何だ!その態度を… わしも許さん!」
「お義父さん、落ち着けてください。陛下も… 時はまだです。」
えい!お父様とおじいさま、そして叔父様?どうやら今日は無理よ。そう思った時、後ろから人の手が私の肩を触った。
「きゃっ!」
後ろに振り返って、心がほっとした。
「脅かさないよ!お兄様!」
「ここに何がある?ミリア」
「アッ、アレ… お兄様こそ。奇遇ですね… ほほほ~」
(お願い、お兄様、誤魔化させてくれ)
「私はちょっとお父様と話したいです。でも、今の状況は… むりそうだ」
(まさかお兄様が私と同じ考えが…?)
「えい、実は、わたくしも聞きたいことがありますよ」
私は真剣な顔を出て、お兄様をじっと見る。
「そうですか… あの騎士団長のことですね」
(何も話さないでもわかる?さすかお兄様!)
「はい、なんでその人がお父様にあんなに無礼なことを…」
「それは… ここはダメ、もしお父様たちを発見したらやばいです。人がいない場所で教えます」
私たちは祈りの部屋に入る。夜のここは、誰でもいない。
「お兄様、そのことは…?」
「あぁ、それは… 実は、その騎士団では、我々インスシュレター王国に所属ではなく、イングレイズ教団の直属ですから」
(えいい!それでいいの、国王のお父様より…)
「それは、どういうことかしら?」
「ミリア、この国の昔では、イングレイズ教ではないよ。昔から、我々の国がエクスシア教を信仰している。3年前に、大陸を制覇の野望を持つイングレイズ帝国が勝手に他国に攻め、我々の国はその対抗の力がないため、属国になった。その代わり、元々のエクスシア教に関する教会、神殿を破られ、すべてが帝国の国教に変わった」
「そんな… じゃ…」
「ね、ミリア…」
「何?お兄様」
「私について、あなたはどう思う?」
(なっ なんだ、この展開!?)
「お兄様か?」
「そう、明日、お父様が私を王太子になることを宣言する。私、この国の未来の王になれる器なのか?」
(そういうことか!びっくりさせないでよ!5才の私は何を考えってるのよ!)
「わたくしはね、王になる器か何かが分かりませんわ。でも、お兄様がとっても優しい。絶対にいい国王になれますよ!」
「あぁ、そう… そうか。 ありがとうな!ミリア!」
「私、エクセル・ハルート・インスシュレターはここに誓い、未来が必ずイングレイズ教団をこの国から追放し、いい王になる!」
(お兄様カッコイイ!ダメ、惚れたよ)
「あぁ、お兄様なら、絶対にできるよ!明日の儀式、頑張ってくださいね!」
「あぁぁ、ありがとう、ミリア。もうこんな時間に、部屋まで送るよ」
「はい、お兄様!」
お兄様が私を部屋の前に送った。部屋の前に待っているリリスの顔、かなり焦るそうだね。
「ミリア様、一体にどこに… あっ、エクセル様…」
「リリス、ミリアが教会の中に道が迷った。私は偶然に会えた。すぐに送って帰った。では、ミリア、お休み」
「お兄様、おやすみなさい」
「大変申し訳ございません。アクセル様、ありがとうございました。」
「大丈夫だ、後は気を付けて…」
「ミリア様、もう二度としないでお願いします。先は本当に心配しました」
リリスが私のベッドの前に、ひざまずいて、泣いている。
「もしミリア様が… ミリア様が…」
私は頭を下げる。リリスに謝る。
「リリス、ごめんね、泣かないで、心配かけてごめんなね」
「ミリア様、謝る必要はありません。すべては私のせいで…」
「違うよ、わたくしは勝手な行動で、リリスに迷惑かけなの。ですから、ごめんなさい!」
リリスまた目から涙を流した。
「ミリア様…!」
「じゃ、おやすみ、リリス」
「はっ、はい、ミリア様、おやすみなさい」
リリスが外に出だ。私はベッドに横になって、考えている。お兄様の話によると、教団はお父様以上に位置した。たぶん、この国いつか帝国に飲み込まれるかも。本当にまずいことだよ。でも、わけわからないことがまたいっぱいなの。「聖女」、「ドラゴンを駆使する人」、さらにあの「夢」。王都に帰ったら、早速図書館に情報をあつまるべきだわ。今は寝ましょう。明日まだ早起きで儀式のことがある。私は目を閉じた。
何かを思い出した。急に目を開ける。
って、3年前!?エクスシア教の教会、神殿すべてをやぶれた!?じゃ、どこであのドジ女神に会えるの!?
「私の記憶はどうすんのよ!!!ドジ女神!!!」
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