第40話 救出
……10分後、ブラッドキャッスル前……
『ブラッドキャッスル、今直ぐに出てこい!!』
唔天はメガホンで5分程呼び掛けるが、応答はない。
「全軍突撃―――!!」
軍の装甲車や戦車や白の扉をブチ破り、舞姫達はそれに続く。
「炎轟は右!俺は左!舞姫達はこっちだ!!」
「ねぇ、何処行くの!?」
『片っ端らから部屋を破って調べる!!まずは、ここだ!』
唔天が1Fのある部屋の扉をブチ破る。そこは真梛羅達が倒れている部屋だった。
麗菜達は車から降りて3人を捕まえている手と根を引き千切り、車の方へ引き摺る。
「夏雅璃弥、目を覚まして!!」
「3人共、息してねぇ!!」
城の外から大きな爆発音がする。
「な、何!?」
『唔天、聴こえるか!?』
「ああ!!」
『そこから逃げろ、城に大量の爆弾が仕掛けられてる!!』
「皆、早く乗れ!!」
麗菜達は床には生えていた茨でパンクしてしまった唔天の方の車を捨て、舞姫の方へ真梛羅達を連れて乗り込む。
唔天が運転を代わる。
「炎轟、このまま軍の病院へ直行する!!」
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