第12話 クリスマス

「ん……。」

「おはよう、真梛羅。」

「渓御……?あれ、夏雅璃弥は……?」

「一足先に本部室に行ったよ。」

「……そっか。」

「どうかしたの?」


 また迷惑掛けちゃった……。それに何で私を……。そういえば銅仁が“白泳”って言ってたような……。


「真梛羅?」

「ごめん、ちょっと考え事してた。皆の所、行こう♪」




「おはよう、真梛羅♪渓御♪」

「「おはよう♪」」


 今日も雪降ってる……。


「今日はどうするの?」

「ん~それが「国から外出禁止を言い渡されたんす。」

「「えっ!?」」

「一度は外で襲われたからな。孔醒の情報網でも奴等の正体が分からない。」

「面目ないっす。」

「そんな~……。」

「って訳だから適当に暇潰しといて。」

「じゃあ私、ちょっと自分の部屋に居る。」

「何するの?」

「ちょっと調べ物。孔醒、一緒に来てくれない?」

「別に良いっすよ。」




「あ、あった。」

「真梛羅、凄いっすよ!敵の情報を掴んだっす!」

「でも組織名だけよ。目的とか孔醒人数は何も「教えて差し上げましょうか?」

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