第4話 唔天巡査

「何でや!!悪い事したら怒らなあかんのちゃうか!?」

「……そこの子。」

「!」

「「「「「!!」」」」」


 麗菜達は真梛羅を守るように男の前に立ち塞がり、櫂麻が真梛羅を抱き寄せ、男を睨み付ける。

 麗菜達は身構える。

 孔醒は聖竜の白銀の角と尾、鱗(首と両腕)が生え、夏雅璃弥は炎竜の赤い角の尾、鱗が生え、朴滋が茶髪は深緑の髪になり、櫂麻は水竜の青い角と尾、渓御の髪は緑髪になる。


「ちょ、ちょっと皆💦」

「……怯えてる。」


 麗菜達は身構えるも男は麗菜達の肩を優しく叩き、真梛羅の前に立つ。


「「「「「……?」」」」」


 男は真梛羅の頭に手を置いて真梛羅の頭を撫でる。


「?」


 真梛羅はゆっくりと目を開け、男の顔を見る。


「良い仲間を持ったな。」

「えっ……?」

「はぁ……。驚かさないで下さいよ、巡査。」

「悪い悪い💦あまりに怯えてたから落ち着かせてやろうと思ったんだが……少々やり過ぎたみたいだ💧」

「お前が、唔天……。」

「半人保護特別部隊の最高責任者……。」

「ああ、そうだ。俺が唔天。ここの最高責任者で、警察の巡査だ。」

「巡査……。確か、警察で一番上だな。」

「ああ、さっきは悪かったな。大丈夫か、お嬢ちゃん。」

「えっ……?あ、はい……。」

「……で?誰が真梛羅だ?」

「今、貴方が撫でた子よ。」

「この子が!?そ、そうか💧お、“大きくなった”な。」


 大きくなった……?


「巡査、真梛羅と知り合いですか?」

「ああ、正確には真梛羅の先代とだ。」

「お爺ちゃんと!?」

「ああ、君のお爺ちゃん、白泳びゃくようさんには世話になった。」

「「「「「白泳!?」」」」」

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