第11話


「はい、準備はできてます。あ、もちろん武器のほうですけど。」


「まぁ、騎士団のほうはあんまり考えない方がいいですよ?」


 雑談しながら進むと開けた場所へとでた。耳を澄ませば馬鹿野郎などといった罵詈雑言と剣の打ち合う音と声が聞こえた。



「はぁ、またですか?あの人達は全く、、、」


 とお姫様お付きの紅色の髪で、あかい目をしているメイドさんが言った。ちなみにもう一人のメイドさんはそれに相反するように蒼色の髪で、あおい目しているメイドさんだ


「姉さまそれでもあいつら強いですから。それにあいつらがいるおかげでだいぶが楽できてますし。」


 となんか含まれたような言い方をする蒼いメイドさん。


「まぁ勇者様あんな感じです。見て聞いての通りです。」


 そうこんなこと話しながらでも歩き続け訓練所?の入り口であろうか、そんなとこへときており、その入り口からは3人?くらいの甲冑を身に着けた兵士がそれぞれが剣戟けんげきを行っていた。見ている感じどっちかがどっちのチームというわけでもないみたいで、それぞれがそれぞれで動いているみたいである。


「あいつらは、うちの国の精鋭のうちの3人です。」


 なんかとても剣を打ち合っている様はとてもすごく、カッコイイのだがその間には挟まっている罵詈雑言がマイナスにまでもっていっている。第一印象は結構最悪な精鋭だな。姫様のいう通りでもあった。こんな奴らが能力は確かではあるのか。なんか大変そうだな、と勝手に思っていると


「勇者様、今日ここへは少しの案内ですので飛ばしましょう、思ったよりこいつらが早くて少しずれましたけど、なら技術選定のほうへと進みましょう。」


「ではこちらです。」


 そんなで紅いメイドの言葉を引き継ぐように蒼いメイドが案内を始める。3人の後ろへと続きあゆみを進める。だがさっきの人たちは将来的に俺を鍛えてくれる人だから、とても楽しみだ。もしかしたら、ただ単にライバル心が強めな人たちなのかもしれないため一概には言い切れない。


 いろんな説明を受けながら、歩んでいくと地球で見たり聞いてたしたRPG ゲームに出てくる教会のような作りをした建物が見えてくる。白を基調とした建物にステンドグラスと呼ばれるものがはめ込まれており、きれいに対称も取れている作りだった。

 案内を受けながら中に入ると、また石造りの床に中の壁は木で張られており落ち着く印象をもらえた。


 そして、人が複数座れる椅子も複数設置されており真正面には少し上がったところに、講壇?と言われるものがあった。講壇というのはまぁ簡単に言うと「牧師::妻をいかなる時も愛しますか?」って本を持ちながら立っているところ、、、なはず。


 その講壇の後ろには翼をはやしたきれいな女の人が手を広げながら空を見ているポーズの石像があった。その石造の後ろにはこの建物の中で一番大きく加工されきれいに日の光が入るようにまたステンドガラスが張られていた。後光がさしているようにも見える。どうやらここで選定のほうを受けることできるみたいだ。


そんな風に考えているとふとメイドさんときたことを思い出し、2人を見る見ると何か話していたようだった。しかしちょうど話し終わったみたいで俺に話かけてきた。


 「こちらが、技術補正などを受けとることができる教会です。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺はまた戻る!〜異世界に転移した勇者〜 ルシファル((不定期 @zero3322

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ