第9話



「そういうことですね。ではこれからのことに戻りましょうか?今日の午後から早速訓練へと参加してもらいます。まずは武器を授かるとこからですね。この世界では決まった年齢の時にもらう人が多いですが、その人によって違う武器を授かることができます。その時にスキルなどといった技術補正ももらうことができます。」


 へえーそんなことがあるんだ、聖剣みたいのがえられるのかな?それに技術補正とは?まぁ、王女様に話を聞いた方がいいか。


「すまないが、技術補正とは。どういった効果があるものだろうか?それに得られる武器も決まっているのか?」


「えぇ、まず武器に関してですが武器は女神様などによる決定だそうです。次に技術補正に関してですが技術補正は感覚であったりとか、その人の戦い、知識などを助けてくれます。まぁ便利な能力と思えばいいですね。」


「なるほど、ありがとう。では武器と技術補正を受けたらどこへと向かえばいいのだろうか?」


 武器と技術補正に関しては理解できたので、訓練に関しての話題へと移っていく。


「武器と技術補正に関してはすぐ終わるので、そんな考えなくて大丈夫です。その時間帯で精鋭騎士たちが訓練する時間帯になると思います。ただ、、、」


 なんか歯切れが悪い答えの終わり方したので、気になる。


「ただ?」


「あの人たち、能力だけは優秀なんですよね。能力だけは、、、、」


「なぜ能力だけは、、を2回言った?」


「実際そうですもの。何回も問題を起こしてまったく、その対応を行わねければいけないのは私たちなんですよ。あーもうッ。」


 なんか結構崩れてきたな、、、


「あの、、、キャラ崩れてませんか?」


「大丈夫、大丈夫、ああいうのどうせうっさい禿野郎どもの前だけですもの。だって、あんな喋り方疲れますのよ!!」


 なんか感情の起伏も激しいな、やさしく大丈夫とか言ってたのにもう最後のほうなんかキィッーーーとか音出てるし。そんな問題ありのとこで俺これから3か月は過ごさなくちゃいけないのか、、なんかもう疲れた。だめだ、なんか俺にまで移ってきた。


「あはは、あの王女様そしてなんで優秀なのが能力だけなんですか?」


「ここまで来ましたから、言いますけど性格がクソなとてもよろしくないんですよ。」


「ちょっと王女様、ヤバいです。綺麗ごとと本音が混じってます。すごい笑顔でにっこりととても簡単に言ってますけど、、、もうキャr、、、、諦めますか。」


「あら、勇者さまどうされました?」


 頭をコテッっとさせながら聞いてきたので何でもないと返しておいた。


「そうですね、本題に戻りますけどその時になったらまた案内しますので軽く覚えておいてください。」


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