第5話

「いや今休んだらしばらく起きなくなってしまうから、先に勇者殿とのことをおわらせなければ、、」


「わかった。はやく終わらせよう」


 というと先に言葉を吐き始めたのは王だった。


「まずなんで君を呼んだかだね?これは私たちが選んだわけではないみたいなのだよ。人選はあなたの世界の神様だね。どんなふうに決めるのか聞いたけど私たちにはちんぷんかんぷんだよ」


「どんな感じで言ってたんですか?」


「んー確か。なんらかのエネルギーを貯まっている人を選ぶらしいよ。後、世界を移動すると反転するとも言ってた。」


 なんらかのエネルギー?俺にそんなもの、、、心当たりが無いと言おうとしたら、、、。一つだけあったかもしれない。このあたりのことは後で考察しよう。なのでここは適用に相槌を打とう。


「ふーん。なんらかのエネルギーねぇ。」


「そうじゃ。そして次に呼んだ理由だね?実はこの世界は神様が9柱の神様によって作られたんだ。まぁだけど私たち、人が誕生してから数千ねんしたときとある1柱の神様がこの世界への干渉を始めたのだ。その時誕生したのが魔王だ。」


「ヘェー神様が、、、。」


「その時の魔王は、とても力が強いと言われている。干渉を始めた神様がまだいたから。というのもその1柱の神様封印されたみたいなのだ。その時の干渉によって人は数を7割減らしたみたいなのだ。さすがにその減り様は見逃せないみたいで9柱の神様の父、、、ゼウス様によって行われたみたいです」


「そして神の助けを得ながら魔王は倒されたのだが、魂だけはどこかに持ってかれまた封印された神様がいる場所、魔王城が建っているところで復活の時を待っているみたいなのだ。」


「復活の周期は大体200~300年なのじゃ。そして前回の魔王が倒されてからもう215年近く経とうとしておるのだ。さらにうちの魔術師によれば魔王城あたりに力が集まってきているみたいなんだ。だからこの世界の神様、、、女神様に頼んで魔王者を呼んでもらったのだ。」


 なるほどねせめて三年か、頑張らなくては。俺も前の世界には帰りたいし。ってもう復活しそうな時期が15年近く経とうとしてるのか?やばくないか?俺らの世界の基準で考えれば、南海トラフがいつ起きてもおかしくないの状態だろ?いやそれ以上かもな。


 そうなると俺の夢がどうとかじゃなくて何か一つのことを極めるしかないのか?










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