第3話

 昔話にふけっていると、大きい光が目の前に見えてきた。俺は姉貴と母さんには感謝をしている。


 もう目の前だ。


 しかし目の前で止まった。体が動くようになった。


 自分で行けってか?


 仕方なく動くようになった、足で光に向かっていく。


 どのようになるかはわからないが、それでも強制だから俺はもうどうしようもできない。


「いってくるよ、母さん、姉さん」


 と呟いて、光の中へ入る。


 さっきまでの視界は黒でいっぱいだったが今は白でいっぱいだ。


 また、体を動かされる感覚に揺られながら視界は閉じた。


 〜〜


 目を開けると、そこは知らない場所であった。やたら豪華なのだ、大きなイスに大きなおっさんが座っていて偉そう。偉いのか?自問自答しながら、周りを見渡すと、西洋的な甲冑をきた兵士?見たいのが綺麗に縦に並んでいる。圧巻だな〜と間抜けなことを考えていると、おっさんがこっちみた。


「こっち見んな」


 あっ、やべ。と思ってたら、首を傾げてる。言語が違うのか?隣にいる白いラインの入った緑のローブを着てるひとに話しかけると、綺麗な光が発生する。


「ウォッホン!あーいいかな?勇者よ?」


 あれ、通じんの?って勇者って俺か?と思って見渡すと、みんながうなずいた。視線を戻すと。


「あー、勇者よ。召喚に応じてくれてありがとう。と言っても、女神様の判断だからわからぬことも多い。しかし私たちは君に託すしかないのだ。許しておくれ」


 そういうと、この部屋にいる兵士たちは跪いた。


「君の住んでいたところでは、こういう謝罪を行うと聞いたがあっているだろうか?私は役職がら行うことできない。すまない」


 誰に聞いたんだ?疑問に思って問うことにした。


「すまない。それは、誰に聞いたのだろうか?」


以外にすぐ返ってきた。


「女神様じゃよ」


あ〜なるほど、まぁ少し違うけどええか?


「ウォッフォン。あーいいかな?本題へ行きたいのだが?」


「すいません」


「まぁ、良い。で本題じゃが、君にはこれからこの世界を魔物から救って欲しいのだ。そして魔物を統べる魔王を倒して欲しいのだ。そうすれば、魔王が復活するまでの100年は安心する事ができる。魔物たちは統率がなくなるので、格段に弱くなるはずだから。」


「ちなみにだが、3年内を目指して欲しい。理由は勇者様を3年以内に返さねばこの世界は滅びるのだ。」


え、何?俺が真の真王?


「女神様との契約じゃよ。お主の世界の神様の方が格が段違いなのだ。3年を過ぎれば勇者様の存在は消えるらしいのじゃ。元々こちらにおらぬからな、、、」











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