第7話 次の街へ
冬も終わり、春がきた。春が来たら、少し離れた町へ引っ越す予定をたてていたのだ。
引っ越しの準備をしていると、いつも来てくれている、おじいさんがやってきた。
「今日でお別れかい。寂しくなるなぁ。
また会いに来ておくれ。まってるよ。」
そう、言い残し、おじいさんは去っていった。
「よし、ローイ。準備はいいか?」
「うん。こっちは大丈夫だよ、兄さん。」
二人は小さなトラックを走らせ、この町を出た。
次の町で、なにが起るかまだわからない。
二人は期待に胸を膨らませながら
次の町へ行ったのだった。
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