雨が降って暗い中に白が、しかも蝶で飛んでいる動きが
よい景色ですな。雨の中というのもなにか暴力的。
黒くて大きなものが音もなく消してしまう。
口の中に苦い蝶の味がする気分。食べたことないけれど。
燕になっているのですね。
作者からの返信
あゝ、九乃さん、こんな詩領域まで、コメントありがとうございます。
雨が降っているなら飛ぶのもやめて、どこかで雨宿りでもしていればよいものの、何を生き急いでいるのか、雨の重力に負けないようにバタバタと羽ばたいていたのがきっと燕の目に留まったんでしょう。
ふふふ…確かに、鱗粉は苦そうです。
休憩時間中に見た目の前の出来事が一瞬のうちに明と暗に分かれて、戸惑う様子が伺われる一コマでした。
でも悲しいかな、これが食物連鎖の仕組みなんですよね。
作者からの返信
のこさんの仰る通りのヒエラルキーが、一瞬のうちに目の前で起こった様を描きました。
よくテレビでやっているような動物ものの番組で、蝶の一生を追えば、ツバメのことを憎々しく思うでしょうし、ツバメの生い立ちを追う番組であれば、蝶の事なんかどうでもよくなったりする… そんな矛盾みたいなことを描きたかったわけです。