長い時を経て邂逅した少女の魂の物語に、じんときました。
優しくて温かい水守様は、自身が消えてなお、雫さんたちを見守ってくれていたのだろうと感じます。
最後に出てきたお母さんが、かつての育ての母とそっくりだという描写にもこみ上げるものがありました。
血の繋がりがなくても……と少女を守ろうとした女性が、今は本当に血縁のある親子になったんですね。
とっても幻想的で素敵な物語を読ませていただきました。

最後まで、拝読させていただきました。

この作品は、水守の神に贄となった少女の再生を、美しくも哀しい言葉で綴っており、共感や涙を誘われます。感動的な素晴らしい作品、ありがとうございました。

少女の覚悟と女性の悲痛な叫びを、詳細な描写と情感豊かな言葉で表現されており、同情や憤りがこみ上げてくる。いいですね！　༼ つ ◕_◕ ༽つ

過去の世界を覗き見る鏡、咲き誇るスイレン、そして少女の冒険。それは、少女の内面が微妙に変化し、成長していく様子を描いた物語です。その変化は、読者の心を引きつけ、深い興味を喚起します。

まるで法話を聴いているかのような清らかな静寂の空気感に、こちらの心まで洗われるような気持ちになりました。
むやみな昂りのない落ち着いた文章が、時を越えてひとつになったしずくさんの思いを凝縮しているようで、心がじんわりとあたたかくなりました。
素敵な物語をありがとうございました。

『雨タマ4000企画』にご参加いただきありがとうございます。
贄として果てようとしたしずくを護り、その半身をそばに置いた水守様の慈悲深さに心が安らぐ想いがしました。
また長い刻を経て、現世にその半身が立ち返ったとき、胸の奥から湧き立ついくつもの感情が溢れ出して、涙が止まらなくなったのでしょう。
彼女がこれから幸せな人生を全うできることを祈ります。

戻るべき場所へ。
あるべき場所へと永き時を超えて還ってきた想い。
それらを思い出し、取り戻した雫さんにどうかこれからたくさんの幸せと笑顔がありますようにと願いたくなるお話でした。
素敵なお話をありがとうございました。

コメント失礼いたします。

幻想的ですし、ロマンチックな作品でした。
こういう物語は優しい気持ちになれるからいいですね。
それに、文章がうまい！　流れるようにつづられていてスラスラ読むことができました。
おもしろかったです。

水守様としずくの遠い遠い昔の物語、思い出せてよかったですね。