第8話 アイナとマルタ
アイナとマルタは
一緒に湖に水浴びに来ていた
マルタ「♪
やっぱり女の子だもの。
魔法だけじゃなくて、きちんと
湖で水浴びしないと。」
マルタは髪につけていた
赤いリボンをほどき
湖にはいる
アイナはマルタと
自分の胸を見比べながら
水浴びしている
アイナとマルタは
背格好が似ているが胸の大きさは
違うようだ
アイナ「胸はどうしたら大きくなりますか
マルタさん」
マルタ「そんな事が気になるのかしら?
重いだけよ?自然にこれだった」
アイナは少しうつむいた
アイナ「自然に…」
マルタは笑った
マルタ「もしかして、、胸を気にしてるの?
貴女もそれなりにあるじゃない。
それに貴女戦うんでしょう?胸がありすぎると鈍るわよ?」
アイナはそれを聞いて視線が鋭くなる
アイナ「鈍るくらいなら、必要はない
無駄な肉です」
マルタはさらに笑った
マルタ「アイナさん、もう
面白すぎ。肉って。
…戦うことが好き?」
アイナ「好きでは、ないです。
私の存在意義なだけです。戦うことで
ディープブルー様の力になりたいだけです」
マルタはアイナに近づいて
頭を撫でた
マルタ「ディープブルー様ね、
ディープブルー様の事。アイナさん好きなのね」
アイナは少し驚いた顔をして
顔を赤らめた
アイナ「子ども扱いはしないで。
私はあの方に忠誠を誓っているだけですから」
マルタ「…へぇ。まぁいいわ
そういうことにしておけば?
ねぇ、武器はいつも持ち歩いてるのを
見るけどアイナさんってアクセサリーとか
つけないの?私でさえ
少しつけてるのにね。」
マルタはにやけながら
陰ながらアイナを何か応援したくなったので
さりげなくアクセサリーについて
聞いた
アイナ「戦闘が急遽あった場合。邪魔になる可能性があるなら必要はありません」
マルタ「…そう…
髪飾りはどう?それくらいなら
邪魔にならないわよ?私のリボンみたいなの。持ってないの?」
アイナは一つだけディープブルーに
大昔に
貰ったリボンが頭に過ったが
大事すぎて使う気はないので
ないと答えた
マルタ「そう。無いんだ。
ならつけてみない?ほら、何て言うか
男子にも案外好評かもよ?
プレゼントするわよ?」
アイナ「!!…それは、、
ディープブルー様にも?好評ですか」
マルタ「……わかりやすいわね…
つけてないよりはまぁ、見るんじゃないかしら?」
アイナは力強くマルタの手を握った
アイナ「マルタさん、リボンを下さい…
付け方を教えて。変わりに身体を洗います」
マルタ「え…リボンはあげるけど
洗…?ちょっと…ま」
アイナが水を操り
マルタを丸洗いした。
繊細に。
丁寧に。
マルタ「……なんか、新しい扉をあけた気がする…今からアイナって呼ばせて、はぁ、はぁ…」
アイナは王にマッサージ式
丸洗いを習っていたかいがあったのかな?
マルタと距離が縮まったと思った
村同士の交流にもなるなら
よい。
マルタ「はぁ、はぁ」
アイナ「……リボンを、」
マルタに目でリボンをくれと
訴えているアイナ
そんなアイナを見て
その日の内にリボンをプレゼントし
リボンのアレンジを教えた
マルタだった
2度目の人生もやっぱり魔王だった アストライア @aletheiacharm
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