昔から好きだった幼馴染が遊びに来て一緒に同棲
二髪ハル
プロローグ「遊びに来ちゃった♡」
「すいません……」
説教を受けてロスした分として、残業で遅くまで居残りをさせられたことになった。
「最悪だ……」
渋々とパソコンと睨めっこしながらプログラムを打つ、そんな毎日が絶えない……。
22時となりチラホラと他の人も帰る支度をしている人がいた。
「俺も帰るか……」
やり終えたプログラムソフトを保存。シャットダンをして、俺も帰る準備をし、終電間際の電車にギリギリと乗り込む。
今回は人がほとんどいなく座席に寄りかかりながら座り込む。
「あー辛い……。癒しが欲しい」
子供みたいに無邪気に遊んでいた、日々に戻りたい……。
鬼ごっことか野球を沢山して遊んだな……。
高校時代はアニメをダチと語り合ったりしていた時は楽しかったな。
「楽しかったか……」
一空を見上げ星空を見上げた。浮かび上がって来たのは一人の女の子が頭によぎった。
小さい頃に手を繋いで歩いた日が今でも鮮明に覚えている。
「あいつ元気にやってるんかな……」
アパートに着き自分の部屋に入り明日は休日という事で真っ先にベットで横になった。
「あー何もしたくないわ……」
シャワーとか入ろうにも疲労でやる気が起きずそのまま目を瞑ると一瞬で眠ってしまった……。
◇
ピンポーンッ!
いきなりチャイムを鳴らされ目が覚めてしまった。
「あぁ……」
時計を見ると10時……。この時間帯だと新聞の勧誘とかだろ。黙ってれば帰って安眠が再び訪れるさ。
「…………」
ピンポーンッ! ピンッピンッピンッピンポーンッ!
「うるさいわ!」
連続のチャイムで本当に目が覚めた。
絶対怪しいセールマンとか宗教の連中とかだろうが知るか! こっちはせっかくの休みを邪魔にされうんざりだと言うから文句を言ってやる!
玄関をガンッと乱暴に開ける。
「さっきからうるさいんです、が……」
言葉を失ってしまった。
扉の先にはニコリと微笑むの胸がデカい女の子が立って居たからだ。
誰っ……。?
すると女の子は挨拶をしてきた。
「ヤッホー大輔。元気?」
なんで俺の名前を知ってるんだ。
言っとくがこっちは女子と関わった経験などない交際とかも一度もないから挨拶してくるっていうイベントなど待ち合わせていない。
「すいません人違いです……」
「え!? ちょっと!」
玄関を閉めようと思ったら足でガッと止めて扉掴んできた。
「なんでいきなり閉めるの!?」
「いえ、自分は何も知らないですので……」
「幼馴染の顔も忘れたの!?」
「……は? 幼馴染?」
掴んでいたドアを離すと「はぁはぁ」と息を整えていた。
「そうだよ……。私、姫だよ。覚えてない大輔?」
「姫……」
そう、それなら1人だけ女子と心当たりがある。
昔好きだった俺の初恋で幼馴染の
「本当に姫なのか?」
彼女は頷いた。
「うん。遊びに来ちゃった♡」
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