第24話 決着



 ゴライアスラット。

 通称、ネズミの大王。

 その見た目はまさに大王の名にふさわしい。しかし、大王と呼ばれる所以はそれだけではない。

 大王という言葉はいわゆる自称だ。

 偉大なる王様という意味である。だが、それを人は蔑称としても使う事が稀にある。


 その意味こそ、強欲な王様。


 ゴライアスラットの最大の特徴はその悪食だ。

 悪食な魔物はいくつか存在しており、共通して非常に厄介な性質を持つ。


 とにかく食欲が旺盛でなんでも食べる。


 おおよそ食糧と見受けられる物なら、なんでも食べて消化する。加えて厄介なのが、ゴライアスラットに便乗するネズミの大軍だ。

 ゴライアスラットが直接大軍を率いている訳ではない。だが、ゴライアスラットの僅かな食い残しも、小さいネズミを満足させる量としては十分。ありていに言えばコバンザメ。


 その性質は超局地的な蝗害に近い。

 蝗害は、古来より神の裁きや天災と言われているほど農作物に深刻な被害を生み出す災害。だが、バッタと違ってネズミの移動速度はたかが知れている。

 その為、被害はかなり局地的なものに収まる。なにより、バッタに比べて移動速度も距離も短い事が災いし、他の動物の餌食になるのも大きな理由だ。


 ただ、そこで終わらない厄介さもある。

 ネズミの大量発生は衛生環境の破綻を意味する。

 わずかに食糧が残ったとしても、それは少しでもネズミが触れていれば汚染された食糧となる。

 食糧が残っても汚染状態を確認する手段が無いので破棄する以外に道は無い。

 さらに、ネズミを捕食する為に動物が集まり、その動物を捕食する為に他の魔物をおびき寄せる可能性もある。


 そう言った二次災害を引き起こす厄介さがあり、自然界に現れた場合と町中に現れた場合の厄介さは比にならない。

 ゴライアスラットは体の大きさこそ厄介であるが、中堅の実力者ならあまり苦戦せずに倒せるので早期の討伐が望まれる。



『シャオラァアアアアアアアアア!』



 今回はそこで終わらない。

 中身に妖霊が入っているのが、厄介の極みと言える。


 跳躍したゴライアスラットは体全体でのしかかりをしてくる。

 明らかに遊んでいる感じがする。



「シッ!」



 早かったのはディズだった。

 彼は濃いマナを利用して、【現象】を引き起こす。

 一瞬で出現させた赤い魔法陣を手のひらの腕で展開させ、両手で上へ掲げると同時に巨大な赤い魔法陣になる。

 魔法陣によってゴライアスラットの巨体を受け止められた。



「ゼイハァッ!」



 イメージはちゃぶ台返しだった。

 魔法陣が勢いよくひっくり返り、ゴライアスラットの腹が天を向く。



『あん?』

「ふぇ?」

「当然だ」



 何が起こったか理解できないゴライアスラットとオルウェイ。

 納得したようなヴェルフリーディ。

 跳躍した位置に背中から落下したゴライアスラット。



「そっち行け! 人気のない場所探せ!」



 ヴェルフリーディが魔法を放つ。

 ヴェルフリーディの【爆撃の魔法】の先にはボロボロの壁がある。

 非常に小規模な魔法だが、ボロボロの壁を突き破るには十分。派手な音を立てて破られた壁の外へ、ディズはオルウェイをエスコートするように走る。



「オルウェイ! この辺に詳しいか?」

「え? う、うん!」

「よし! 人気の無いところってあるか?」

「この先! 古過ぎて使われてない大倉庫がある!」



 教会は町のはずれにあるが、それでも目と鼻の先だ。ならば、確実な場所を選択した方が良い。

 ディズは即断即決で、大倉庫をオルウェイと目指す。



「巻き込んでごめんなオルウェイ」

「違うよ。ディズは何も悪くない。あの人も……名前覚えてないけど」

「ヴェルフリーディ。妖霊だ」

「ヴぇ? フリデ? ようれい?」

「ヴェルフ・リーディで覚えると分かりやすいかも。あと妖精で覚えていいよ」



 2人は大倉庫を目指して駆け出した。




一方、その時――――




 ヴェルフリーディは余裕を持ってゴライアスラットと対峙していた。

 彼にとってゴライアスラットは大した存在ではない。

 重要なのはその中身の性能だ。



『あのガキッ、なんであんなことができる? ホントにただのガキか?』



 ひっくり返ったままゴライアスラットは疑問を呈する。

 起き上がらないのは間違いなくいつでも殺せる自信と余裕からだ



「初めて意見があったな」



 ひっくり返って天井に腹を見せたままのゴライアスラットをほくそ笑んで見据え、ヴェルフリーディは同意した。


 ディズという少年の異常性。

 長い年月を生きる分、含蓄は溜まっていくものだ。

 同じ時間を過ごさなくても、魔法と親和性のある妖霊だからこそ魔法を見れば分かるのだ。



「だからこそ、おもしれェ」

『はん、まぁいい』



 長く生きるという事はそれだけ既視感が増える。

 妖霊は長く生きたところで狂ったりはしないし、新鮮さがなくなったとしても別に病んだりはしない。人

 間と精神構造の違う妖霊は精神に異常が起こったりはしない。


 ただ、つまらなくなる。だから、妖霊も面白さを求めて色々やる。


 そのオモチャこそ人間だ。

 人間そのものは面白くない。面白くないが、人間で遊ぶのは面白いのだ。

 そこで初めてで出会った『面白い人間』はヴェルフリーディの好奇心を大いにくすぐった。



「それで? 気が変わったか?」

『全く変わらねぇな。むしろもっと殺したくなった。俺をコケにしやがった!』

「…………なるほど、こりャヤられるわ」



 ゆったりと起き上がるゴライアスラットを見ながら、ヴェルフリーディは皮肉る。

 これは大いに利用されることだろう。

 元々、短気で短慮な性格が災いしたのが今の状況だ。


 だが、そこと実力は別もの。

 実は妖霊を封印すること自体はよく話なのだ。だが、封印された妖霊の全てに何かしらの大きな理由がある。小さな理由ではまず封印されない。



(リスクを背負ってまでゴライアスラットに封印なんぞはしねェ――――)



 そもそも妖霊を封印することは、余程のメリットが無い限りリスクしかないのだ。

 妖霊が契約によるリスク度外視で暴れる可能性がある。そうなれば並の魔法使いでは対処不可能だ。


 中位妖霊なら都市でもゴーストタウンになる可能性もある。

 上位妖霊ならば、王都レベルの大都市が表土と化す可能性すら考えられる。



(――――一体、なぜか? だよなァ)



 それなのに『わざわざ魔物に封印している』など違和感どころか、どう考えてもおかしい。



(結論から言やァ、遠隔操作でゴライアスラットを操っている可能性。もしくは他の物に封印されて、ゴライアスラットに寄生している可能性)



 既にヴェルフリーディは当たりを付けていた。

 先程までの会話から情報を精査していたのだ。


 封印された時期は南北戦争の時代。場所は現在位置よりも南部。

 理由は不明だが、遠い土地の田舎の教会まで移動させられた。

 教会にいた期間は不明だが、封印された期間は少なくとも100年の超長期間。

 シマの魔笛の効果が無ければ動くどころか活動すらできなかった。

 活動開始後、自由に動くまで周辺の気温を下げてマナを集める必要があった。

 動けた事を歓喜していた。その時の「ツキが回ってきた」発言。



(ま、後者だわなァ)



 ゴライアスラットの出現は本当に偶然だったと予測できる。

 シマの魔笛による副産物を全て利用できたからこそ「ツキが回ってきた」のだ。


 寄生しているのは確定。

 問題は『どうやって寄生している』のかである。



(いくらバカでも弱点を晒すことは低いか)



 その証拠にゴライアスラットの中にいる妖霊は『誠の名』を言わない。

 名乗り忘れているだけなのか、最初から名乗る気がサラサラ無いのかはさておき、妖霊同士なら最悪名前を知られており、対策を講じられる可能性もある。


 そこはお互い最低限弁えている。


 ヴェルフリーディの名前は知られても別段問題は無い。

 何故なら下位妖霊なら圧殺するのみ。中位妖霊や上位妖霊なら侮られるからだ。

 そこには色々と諸事情がある。しかし、有効に使う妖霊でもある。



『まぁ、いつでも殺せるから問題ねぇ。問題はただ一つ。お前だ』



 ゴライアスラットは相変わらず口を開いたまま言葉を発している。

 ヴェルフリーディが返答しようとした時に気が付く。喋っていないのに口が開いたままだ。



「――――あ」



 その瞬間、ゴライアスラットの口からレーザーのように、氷点下のブレスが飛び出してきた。

 当たった瞬間、周囲を分厚い氷で覆って凍らせる。



『ケケケケケ。まぁこのくらいじゃ、避けるよな?』



 ゴライアスラットが目線を移動させる。

 その先には壁の高い位置にある窓枠に座っているヴェルフリーディの姿。



(これは予想通り。冷風ってのもあったが、特性は氷冷関係だな、なら青は確定か。その上で氷が主体と仮定した場合、温度を下げている訳だし藍色か。手は少なさそうだな)



 歴戦は伊達ではない。

 ヴェルフリーディは瞬時に敵のマナの色適性を把握。いきなり大技とも言える氷のブレスを不意打ちで吐いてきたのを手札の少なさだと予測。

 マナの適性は1つとは限らない。できれば全て知っておきたい。それだけで大きく戦況は変わる。


 ヴェルフリーディは当然のように壁を走り、的を絞らせないようにしながら【爆撃の魔術】を放つ。



『ケケケッ!』



 ゴライアスラットは尻尾を使って【爆撃の魔術】を弾き飛ばす。

 本来、触れたら爆発するのだが魔力を上手く使う事で不発に終わらせる。



「思ったよりも器用じャねェか」



 ゴライアスラットの顔が歪む。



(企み!)



 その表情から相手の動きと感情を悟る。



『ジャラ!』



 ゴライアスラットの掛け声と共に、ズルッという音がして尻尾が伸びた。



「うおっ!?」



 ヴェルフリーディもこれは流石に驚く。

 本来の2メートルくらいの長さから倍以上伸び、彼の進行方向から迎え撃つように薙ぎ払う。



(誘いッ!)



 尾が薙ぎ払うような動きをするのは、後の動きを予測しやすくする為だ。

 最短距離で尻尾を突き刺すよりも、大回りで薙ぎ払うのは避ける動きを限定しやすい。


 ヴェルフリーディは即座に企みを見破る。その上で、予想しやすい動きをする。

 壁を蹴り、ゴライアスラットに向かって跳躍した。



『ボケが!』



 してやったりと言わんばかりのゴライアスラットのブレス。

 今度のブレスは投網のように広がった。スピードは落ちるが、確実に仕留める為の挙動だ。



「タコめ!」



 ヴェルフリーディの身体が炎に包まれて消えると、そのまま分裂する。

 分裂した炎が氷のブレスを四方八方から迂回する。炎がゴライアスラットの背後へ回り、1つに戻ってヴェルフリーディの姿に戻る。



『アホめ!』



 そこに待ち受けるのは、既に短くなっている尻尾。

 八の字を描くようにムチャクチャに触れてヴェルフリーディを叩き落そうとする。


「バカが!」



 尻尾がヴェルフリーディを捉える。

 その瞬間、ヴェルフリーディの姿が消える。熱による偽装。

 ディズと出会った日にもやった単純なものだ。



「足元注意」



 素っ気ないヴェルフリーディの言葉と同時に、ゴライアスラットの足元から火炎が舞い上がる。

 ゴライアスラットの立っていた場所は最初にヴェルフリーディ達が立っていた場所だ。戦いが始まる前にすでに仕込んでいたトラップだった。



『ぬおぉおおおおおおおおおおおお!?』

「…………なるほど」



 それはまさにガスバーナーで足元から炙られるネズミの構図。

 ゴライアスラットは炎に飲まれたまま声を上げる。だが、その声は苦痛ではなく、ただ驚いているだけだった。



『ケケケッ! ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!』



 人間が飛び込んだら大惨事にある火柱。だが、その中でゴライアスラットは笑っていた。



「燃えねェか」



 それはヴェルフリーディにも分かってはいた事だった。

 氷と炎の相性が良いように思える。しかし、実際にはそうではない。


 火で氷が一瞬で溶けるさまを見たことある人間がいるだろうか?


 恐らくほとんどいないだろう。

 火の中に氷を落としても、徐々に解ける程度であって一瞬で溶ける事はそうはない。氷が一瞬で蒸発するには溶岩クラスの瞬間火力が必要になる。


 キャンプファイヤーに、コンビニで売っている袋詰めの氷を投げ入れても火は消えない。逆に吹雪の中で火を起こすのは一苦労だろう。そして、火が付いたとしてもすぐに消えるのは目に見えている。

 それは相性ではなく、規模の問題だ。


 今の状況はキャンプファイヤーに特大の氷塊を投げ込んだのに近い。しかし、その氷塊が溶けた間もなく凍り続ける代物だったらどうなるだろうか?

 残念ながら目の前に火力では氷から解けた水を瞬時に蒸発させる力は無かった、



『良い~火加減だぜぇぇぇぇ!』



 ほぼ無傷のゴライアスラットが突進する。

 炎柱などお構いなし。

 本来のゴライアスラットならばすでに終わっている。あり得ない芸当だ。

 向かう先には姿を消して潜んでいたヴェルフリーディ。



「バレてーら」



 ワザと訛らせた気の抜けるようなセリフ。

 その猛烈な突進に対してヴェルフリーディは動かない。


 ドゴンッ! という正面衝突の鈍い音。


 ヴェルフリーディの腕が本来の姿に戻り、ゴライアスラットを正面から掴んで止めた。

 大きさだけならば召喚された時、ディズが見たものよりも大きく変化している。



「ゴォォォオ!」



 ヴェルフリーディの地鳴りがするような低い声。

 それに合わせて手が熱した鉄板のように熱くなる。



『おおおお!? 燃えるぅ!』



 ゴライアスラットは体を引いて抜けようとする。だが、ガッチリ掴んだ腕は万力。ピクリとも動かない。

 毛と肉の焼ける臭いがする。しかし、構わずゴライアスラットは体をねじる。

 ゴライアスラットが最大の力を込めて身体を引っ張った瞬間、ヴェルフリーディはパッと手を離す。



『ふぉ!?』



 引っ張った勢いを殺せず、ゴライアスラットの身体がひっくり返る。

 その隙を見逃さず、腕を人間と同様に変えたヴェルフリーディは、炎の刃を作り出して薙ぎ払う。



『チッ!』



 反応。ゴライアスラットはガードの態勢に入る。だが、狙いはそこではない。



「目標、達成ッ」



 ヴェルフリーディの炎の刃がゴライアスラットの尻尾を根元から切断した。

 彼の目標はゴライアスラットの武器を1つ潰す事だった。



『お!?』



 ゴライアスラットは勢いそのままにゴロンゴロンと転がって、教会の女神像に激突して貫通して壁に叩きつけられて止まる。

 女神像は無残にも根元からボッキリト折れて床に転がり、教会の壁に大きくヒビが入る。だが、ゴライアスラットは何事もなかったように立ち上がり、身体をひねって尻尾を確認しようとする。



『あ~、切れちまったか』

(やっぱ、痛がらねェなァ)



 妖霊にも痛覚は存在している。

 それなのにゴライアスラットは痛がる様子を見せない。



(完全確定。あのゴライアスラットに妖霊が封印されて同化している訳じャねェ)



 仮説の一つは不安要素も全て消え、確実なものとなった。

 これも大事な事だ。仮説はあくまで仮説でしかない。

 仮説は実証するから意味がある。


 ゴライアスラットは貪食ゆえに好戦的で巨大な点以外、基本ネズミと同じだ。

 氷のブレスを撃ったりするなど本来できる魔物ではない。中にいる妖霊がやっている事になるが、それは違うと判断できた。



(尻尾が伸びた事を考えれば、間違いなく適性は藍色。青と藍色か)



 この仮説も実証された。

 本来、妖霊ならマナを可視化することもできる。だが、相手が妖霊となると話は別だ。妖霊は適正マナを巧みに隠す。なぜなら、マナの色はそのまま弱点と特性。場合によっては能力を晒す事になる。

 逆に言うと相手の適性が分かっていれば、それだけ有利になる。



(もう1つ。奴は見えてねェ)



 ゴライアスラットは妖霊特有の『色々なもの』が見えていない。

 ヴェルフリーディは火柱の魔法トラップは妖霊なら見破れるようにしてあったのだ。つまり、隠し方を雑にしていた。

 それに全く気が付かなかった事を考えると、間違いなくゴライアスラットは見えていない。


 犬は嗅覚や聴覚が人間よりはるかに高性能だが、目はあまり良くないように、下手すると人間以上に『見えていない』かもしれない。

 これも寄生を確定する要素になる。



(紫、視界不慮、寄生。なるほどねェ)



 ヴェルフリーディの推測では、上位妖霊である可能性が高い。だが、これなら中位、下位レベルまでの力しか発揮できないだろう。

 これならゴライアスラットが起こす【現象】も、そこまで脅威ではない。



(むしろ、皮被ってる所為でキャパシティ取られて【現象】はかなり制限されているはずだ…………それでも人間には脅威だが)



 下位妖霊の上位。

 下の上のレベルの妖霊なら、人間より強さは確実に上だ。



(天才とは言え、アイツらもまだガキだしなァ。つまり、オレが倒すべきか)



 2人の最大の欠点は圧倒的経験不足。

 ここでヴェルフリーディがゴライアスラットを倒すのが最善だ。



『ケケケ! 妖霊相手だとキツイわな』

「おうそうだな。大人しくなれ」

『ケェケケ! 冗談きついぜ』



 ゴライアスラットはゆったりと教会の中央まで歩いていく。

 一挙手一投足を監視する。

 相手は上位の歴戦ともなれば慎重になって然るべき。



『――――――――――ンガッ!』

「ハッ?」



 ガキィィンッ! っという金属音にも似た音が響いた。

 予備動作、初動などの変化が1つも起こらなかった。

 起こらなかったのに、教会内部が一瞬で氷漬けになった。

 ヴェルフリーディも氷の中に封じ込められ、そのまま全く動かなくなった。



『そりゃ仕込んどくだろうよ? 切り札』



 ゴライアスラットが地上に這い出る前に仕込んでおいたワイルドカード。

 それを起動させたことで、一瞬で周囲を氷漬けにしたのだ。

 氷を纏った教会ではなく、氷で造られた教会と言えるくらいのカチンコチン。



『マヌケ顔のベイブ。楽しかったぜぇ。あばよっ』



 そう言って、ゴライアスラットは氷漬けのヴェルフリーディを踏み付けてコナゴナにした。

 いともあっさりと決着はついた。



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