第九回作者人狼〜「護」サブタイトル「前」、お題台詞「人生の価値は、終わり方だろうから」
ザザッ。
ザーッ。
「こちら『雪狼の牙』所属、フェイ・ルーミナ! 応答せよ!…… こちら『雪狼の牙』所属、フェイ・ルーミナ!…… お願い、誰か反応して……!」
雑音を激しく吐き出す通信機に叫び続ける。
「…… ェイ!…… こ… ら『雪狼の目』所属、…… ローゼル!フェ……事だった……ね!」
雑音に雑じり聞こえた聞きなれた声は、通信部隊『雪狼の目』所属のラミエ・ローゼルだろう。
「ラミエ!今の状況はどうなっているの!?」
私、フェイ・ルーミナは寒冷地特殊部隊、雪狼中隊の強襲部隊である『雪狼の牙』に所属している。今日はこの豪雪地帯にあるテロ組織『皇竜の骸』の第三拠点、『ホワイトブレス』の制圧作戦の日……のはずだった。私たち『雪狼の牙』の役割は、作戦の第一段階、ホワイトブレスに奇襲をかけ幹部を暗殺して混乱に陥れることだった。装備品を点検し、潜伏地点で待機していたちょうどその時。ホワイトブレスの外壁が吹っ飛んだのだった。
気が付くと、隊員の遺体が雪に埋まっていた。私の前にあった太い木の幹には、無数の破片と血が飛び散っていた。どうやら命拾いしたらしい。
「ホワ…………スの外壁が、『皇竜の骸』の…に…って、爆…された……です!」
ホワイトブレスが爆破された?ということはホワイトブレス内はもぬけの殻だろう。第三拠点を即座に破棄するなんて、何を考えている……?
「……襲!『雪狼の牙』の…………はすぐに………し…くだ……」
「……しまった!攻勢に出られたのか!」
雪中迷彩服を被り、隊員の遺体を木の陰に揃え、携行品を持てるだけ引き抜く。突撃隊長仕様にカスタムされた小銃を担ぎ、来た道を引き返した。
「ラミエ、状況は?」
「『皇竜の骸』のメンバーが…………を破壊し、基地内に侵入!基地内には現在『……狼の目』と『雪……の脚』の防衛部隊と狙……手が……戦中です!」
基地の方角には炎と黒煙が見える。
「『雪狼の牙』の武器庫に防衛型の手榴弾がいくつかある!うまく使って時間を稼いで!」
「了解!フェイ、どうか無事で……!」
私は、基地から少し離れた岩場に身を潜めていた。
射撃モードをセミオートに切り替え、照準器を覗く。『皇竜の骸』が爆破したのだろうか、基地の外壁には大きな穴が開いていた。武装したテロリスト達が次々に侵入していく。
トリガーを引く。焦りと寒さでうまく照準が定まらないが、サプレッサーと雪のおかげか幸いまだ場所を気づかれてはいない。
「マガジンはあと3つ…… 行けるかな…… ?」
坂道を滑り降り、もう少し近くから狙える位置を探す。森の方面に走り、弾倉を入れ替え、木の陰に伏せる。
「フェイ!こっちだ!」
背後から現れたのは『雪狼の脚』後方支援部隊の副隊長、セルヴィ・ローンドだった。
「ローンド中尉!」
「任務が終わって帰ってきてみりゃベースがこんな有様じゃねぇか。なにがあったか分かるか?」
私は、今の状況を手短に話した。ローンド中尉は頭を掻いていたが、唐突にあっ、という声を漏らした。
「この近くにベースの地下に通じる地下水路がある。雪で入り口が埋れてるだろうが……メンテナンス用に換気システムは基地と統一してあるから電算室がやられてなければ向こうまで行けるぞ」
「了解。ローンド中尉は?」
「俺は部下を連れてヤツらの背後をとる。挟み撃ちにするぞ」
「では私が基地へ戻ります。ローンド中尉、ご武運を!」
右の拳を握り左肩へと当てる、雪狼中隊の敬礼をして私はラミエへと連絡をとった。
「ラミエ、電算室の状況は分かる?」
「はい、まだ制圧はされていません。ですが、突破されるのも時間の問題かと」
「今から地下水路を通ってそちらに向かうわ。それまで電算室を死守して換気システムを維持できる?」
「分かりました、やってみます!フェイも気を付けて!」
「了解。それじゃ、20分後にはそちらに着くよう努力するわ!」
地下水路。足首までの水位とはいえ、極寒の地の水はかなり冷たかった。
流石に地下水路の存在は敵にバレていないのだろう、耳に入るのは水の流れる音と地上から時々響く爆発音だけだった。
「ラミエ、もうすぐ基地の地下エリアに入る!私は侵入した敵性勢力を排除しながら通信室に向かうわ!そこで合流しましょ!」
「はい、わかりました!ご武運を!」
地上へと出る梯子に手をかける。外の様子をうかがってみるが、物音も遠く、比較的安全なポイントだろう。拳銃を抜き取り、心の中で3カウント取り、突入する。
周囲を警戒して飛び出してみると、どうやら宿舎の1階にある倉庫のようだった。事務職員が時々水質検査をしているのは知っていたが、入り口はここだったのだろう。
丁度、ドアが開いた。荷物の陰に隠れ、耳を澄ます。足音は一人分。仲間なら合流し、敵なら撃ち殺す。拳銃を握り直し、様子をうかがった。
「…… こちらアルベルト、誰かいるか?」
私はほっと胸をなでおろし、応答した。
「こちらフェイ・ルーミナ少尉。ロンメル中尉、ただいま戻りました」
「フェイ君!戻ってきてくれたのか!その様子だと地下水路を通ってきたようだが…… 」
「ローンド中尉より地下水路から基地に戻り、防衛戦に加勢せよと」
「そうか…… セルヴィは?」
「はっ、ローンド中尉は『雪狼の脚』の部隊員と共に敵の後ろへ回り込み、挟撃をかけるとのことです」
「ふっ、アイツらしい。さて、俺はここに来たのはいいのだが……」
ロンメル中尉は拳銃を仕舞うと、小銃の弾倉をリリースし入れ替えた。
「生憎、これがラストでね。ラミエの嬢ちゃんに頼まれて武器庫から防衛型グレネードと予備弾倉を回収しに来たんだ。ついでに倉庫で使えそうな物資を探しながらね」
「ではこちらを。私にはあと2マガジンありますので」
「お、助かる。…… 君のそのカスタム、カッコいいよな」
「…… 中尉、ここは戦場です。機能性を重視すれば必然的にこのカスタムになります」
「はは、そりゃそうだ。では……武器庫まで敵を排除しつつ突破するぞ、準備は良いか?」
「はい。いつでも」
「じゃあ行くぞ。3…… 2…… 1…… 突入!」
倉庫のドアを蹴破り、小銃を構え索敵をする。
「クリア!走るぞ、フェイ!」
「了解!」
外ではまだ戦闘が続いているのだろう、銃声が響いている。
「フェイ、背中は任せた!」
「はい、ロンメル中尉!」
索敵をしながら慎重に進む。角を確認すると、敵性勢力を発見した。
「敵性勢力確認。数、3。排除する!」
ロンメル中尉が照準器を覗く。タタタン、タタタン、タタタンとバースト射撃の音。
「ヒット」
「さすが中尉。射撃の腕は小隊一という噂は本当だったんですね」
「いやぁ、突撃隊長の君に比べたら命中率は低いさ。さて、進むぞ」
死体から使えそうな弾倉と手榴弾を抜き取り武器庫へと進む。十字路にさしかかり、再度索敵をする。
「敵性勢力確認。数、7。中尉、右手側の3人をお願いします」
「あい分かった」
中尉は指でカウントを取ると、十字路の反対側へと滑り込み、小銃を構えた。
乾いた銃声が廊下に響く。
「ヒット。クリア。中尉、行きましょう」
「俺が先行する。後方を頼んだぞ」
宿舎を抜け、武器庫へと移動する。予備の弾倉を持てるだけ持ち、手榴弾を補充する。
「ロンメル中尉、私はこれから通信室に向かいますが、中尉はどうなさいますか?」
「俺も向かおう。そもそもラミエ嬢に武器の補給を頼まれたんだからな」
「それ、私が指示したんです。ご協力感謝します」
「いやいいんだ。さて、んじゃさっさと向かうとしよう」
武器庫から出たその瞬間だった。ロンメル中尉の肩から血が飛び散った。
「っがあッ」
「中尉!」
敵の姿が見えない。おそらく狙撃手だろう。方角を推測し、死角になるように移動する。
「へっ……この程度何ともないさ……鎮痛剤をくれ」
私は止血キットと鎮痛剤を取り出し、応急処置をした。
「さて…… ここからどうするか…… ラミエ嬢ちゃんのいる通信室に行くにはあの狙撃手から丸見えな場所を2か所通る必要がある」
「中尉はラミエのところに行ってください。私は狙撃手を探します」
「……いいのか?」
「私は強襲部隊の隊長ですよ? 狙撃手を発見して制圧するのは得意分野です」
「そうか…… なら俺は君を信じて一足先にラミエ嬢ちゃんのところに行かせてもらう。絶対に死ぬなよ。ラミエ嬢ちゃんを悲しませるんじゃねぇぞ」
「はい。それでは、狙撃手を排除したら連絡します。それまでは隠密行動を心がけてください」
「ああ。それじゃ、行ってこい!」
私は、先ほど狙撃された方角を確認し、狙撃に適した場所の候補を割り出して走り出した。
「ここにもいない…… どこだ…… !」
候補を3か所外し、やや焦りが出始める。
その瞬間、銃声が響いた。
「フェイ?大丈夫か?」
通信機からロンメル中尉の声が聞こえる。
「宿舎4階の404号室だ。フラッシュが見えた。…… それと、かなりマズい方向が狙撃された。俺はそっちに向かう。フェイは可能な限り早く狙撃手を始末しろ」
「了解」
404号室といえばちょうど今いる部屋の真上だ。索敵を素早く済ませ、階段を駆け上がる。
404号室に突入する。狙撃手が驚き、拳銃に手を伸ばす。だがその前に、私の小銃から撃ち出された弾丸に貫かれ、絶命した。
「ロンメル中尉。狙撃手を排除しました」
「…… フェイ。今すぐ合流しろ」
「…… ?」
通信機の向こうから、弱々しい声が聞こえる。
「フェ……イ……」
「ラミエ!」
「…… チッ。ああ、そうだ、さっきの狙撃で撃たれたのはラミエ嬢だ。今すぐ来い!」
走る。最短ルートで通信室へと向かう。途中で見かけた敵はすべて殺した。許さない、許さない、許さない。ラミエを……ラミエを……!
「こっちだ、フェイ!」
「ロンメル中尉!」
通信室に転がり込む。
「フェ……イ……ごめ……ん」
「しゃべらないで!!ねぇ、ラミエ、しっかりしてよ!!ラミエ!!」
「…… 一応、止血キットで止血はしたが…… 当たり所が悪い。軍医にすぐに見てもらうべきだろうが…… 生憎と設備が破壊されちまってる」
ラミエを抱きしめる。
「ラミエ……ッ」
「……俺は通信室の外を見張る。何かあったら呼べ」
「中尉…… ありがとうございます」
中尉は小銃を抱え、部屋の外へ出た。
「フェイ…… 」
ラミエの弱々しく光る眼が、私を捉える。
「ラミエ…… 死んじゃやだよ…… !」
「うん…… 私は…… 大丈夫…… だから…… 」
「待っててね、絶対に死なせない、私と一緒に脱出しよう?」
「そう…… だね…… でも…… ちょっと疲れちゃった…… 」
「だめっ…… 私はここにいるから…… ねぇ、ラミエ…… !」
「フェイ…… ごめんね…… 」
ラミエが私の顔に手を伸ばす。
「ラミエ……っ!」
ラミエの唇が重なる。
「っ~~!」
「えへ…… へ……。大好きな…… フェイとの…… キス…… って、とっても…… 甘いんだ…… ね…… 」
「生き延びたらキスでもなんでもいくらでもしてあげるわよ!!!だから…… 死なないでよ……ッ!あなたが死んだら…… 私……私…… ッ!」
その瞬間、外から爆発音が聞こえた。
「中尉!何がおきてるんです!?」
「俺も分からん!だが、『皇竜の骸』のヤツらが慌てているようだ!」
「…… まさか、ローンド中尉!」
「ご名答!さぁ、待たせたな!」
通信機からローンド中尉の声が聞こえてくる。
「お、アルベルトのヤツも一緒か。よし、それじゃあ脱出するぞ!すでに救出部隊と衛生兵を向かわせている。場所を教えてくれ!」
「通信室にラミエ、アルベルト、フェイの計3名!その他の生存者は確認していませんが…… もしかしたらどこかの施設で防衛戦をしているかもしれません!見つけ次第救援に向かってください!」
「了解だ。おし、お前ら、聞いていたな?各員、戦闘準備!準備ができた班から順に出撃だ!衛生班はまず通信室に向かえ!」
「ローンド中尉…… ラミエは…… 助かりますよね…… ?」
「…… 衛生兵を急がせる。…… 無事を祈る」
「ロンメル中尉、その…… 」
「構わん。だが、何かあったら絶対に呼べ」
「……感謝します」
再びロンメル中尉は部屋の外へと出た。
「ラミエ、もうすぐ助けが来るよ。だから…… 」
ラミエの目は、もうほとんど閉じていた。
「ラミエ…… ?」
「…… 」
「ねぇ…… 嘘だよね…… ?嘘って言ってよ…… 」
「…… 」
ラミエと唇を重ねる。
「ねぇ、起きてよ…… !童話でもお姫様は王子様のキスで目が覚めるんだよ…… ッ。私が王子様じゃないからダメなの……っ? 」
「フェ……イ…… 」
「ラミエ……っ」
「大…… 好…… き……だよ……」
ラミエの体から力が抜けていく。
「ダメ……っ……!ダメだよっ……!嘘だって言ってよ…… ラミエ……っ……!ラミエーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
「……こちら生存者2名。…… 殉職者1名。生存者の内一人は負傷者です」
「了解しました。では、こちらへ」
── 守れなかった。
「フェイ少尉?」
── 私は、部下も、幼馴染も、大切な居場所も。
── なにもかも、守れなかった。
「フェイ少尉。お疲れのようですが…… 」
「…… ああ、すまない。部下と幼馴染を一度に失ってしまうとな」
「………… それは…… 」
「いや、覚悟はしていたよ。雪狼中隊に入ったときから、いつかは何もかも失ってしまうのではないか、とね」
「少尉…… 」
「…… つまらない話をしてしまったね。さぁ、脱出しよう」
私は、ラミエの亡骸をそっと抱きかかえ、ロンメル中尉と回収部隊の後を追った。
「ローンド中尉。後ほどホワイトブレスの方に寄ってもらえますか?部下の遺体を回収したいのです」
「…… そういえば、『雪狼の牙』の生き残りは君だけだったな」
「…… はい」
「今回の件は残念だった。いつになっても人の死は慣れないものだな」
「私も、慣れていたつもりだったんですがね」
「フェイ少尉、それは強がりというものだ。人の死は必ず誰かの傷になる。昨日廊下ですれ違った隊員が今日は見当たらない、それだけでも気づかないうちに心は少しずつ壊れていく」
「ローンド中尉…… 」
「少尉。これは俺の考えだが…… 人生ってのは、終わり方に価値があると思ってる」
「終わり方…… ですか? 」
「ああ。…… そりゃ、まぁ、一概にこうとは言えない。『雪狼の牙』のメンバーだって、いつ死ぬかは分からないと思いながら戦っていただろう。だが今回の罠で死んでしまったのは悔しいはずだ。これを無価値だとは思わない」
「…… 中尉、私は大丈夫です。…… ありがとうございます」
ローンド中尉は困ったように頭を掻いた。
「あー、まぁ、その。ラミエはきっと幸せだっただろうさ。最期の瞬間がお前さんと一緒だったんだ。大切な人との別れは辛いだろうが…… あぁ、なんていうかな。すまん、うまく励ましてやれなくて」
「いえ。お心遣いに感謝します」
ローンド中尉は微笑むと、先に行って準備をする、と言ってロンメル中尉と共に天幕へと走っていった。
「ラミエ」
冷たくなった彼女の身体。壁際にそっと降ろし、そっと彼女の頭を撫でる。
「…… 私も、あなたのこと大好きだったよ」
彼女の頬にキスをする。あの元気な声がもう私の耳に届かないという事実が、今更になってのしかかってくる。
「人は、声から忘れちゃうっていうけどね」
ラミエの髪を整える。
「私はあなたの声、絶対に忘れないよ」
ラミエが小さい頃よくやっていた三つ編み。寒さで手がかじかんでうまくできないけれど。
「あなたは寂しがり屋だからさ」
心が壊れる音がする。痛いと悲鳴を上げている。ラミエの髪を編み上げていく。
「そばにいて、あげなくちゃ」
拳銃を引っ張り出す。
「ねぇ、ラミエ。…… 寂しいよ…… っ。寂しいよ…… っ。どうして私を置いて逝っちゃったの…… っ。あなたがいてくれたから…… あなたがいてくれないと…… 私…… 私っ……!」
安全装置を解除する。涙が止まらなくなる。
「なにもないじゃない…… ッ!」
引き金に指を伸ばす。その手に激痛が走った。
「っきゃぁぁぁぁぁぁッッ!」
「ったく……何が『私は大丈夫です』だよ、フェイ少尉」
ローンド中尉の拳銃から煙が漏れている。そのままローンド中尉は私を押さえつけた。
「離して……ッ!離してください…… 中尉ッ!!!!」
「…… 痛いか?」
「痛い……ッ!痛い…… 痛い…… 痛い…… 痛い…… ッッ!!!」
「フェイ少尉。まだ痛みを感じるのなら生きろ。痛みは生きている者の特権だ」
ローンド中尉は私から武器を奪い取り、私を解放した。
「フェイ少尉。お前はしばらく謹慎だ。頭を冷やせ」
「…… 」
「……人生は、終わり方に価値がある。少尉のその終え方に価値はあるのか?」
「…… 」
「よく、考えろ。お前はまだ『生きている』んだ」
ローンド中尉はラミエの遺体を抱え、歩き出した。
「私…… 」
壁を頼りに立ち上がる。
── ラミエ。ごめんね。まだそっちに行くには早いみたい。
ふと、ラミエの声を聴いた気がした。
── フェイ。ありがとう。ずっと、待ってるよ。
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