「……夢でも見ているようでした。いいえ。夢でもああも美しくはないでしょう」

この文章がとても好きです。夢という言葉を使うことで綺麗なものでありながらも曖昧な感じもして、転生してから初恋をしている主人公の心情が美しく表出していると思います（私の深読みかもしれませんが）。

短い文字数の中で初恋から失恋までさらりと読みやすく書かれていると感心しました。これは好みの話になりますが、このまま失恋で終わらせるのはもったいない主人公かなと思いますので、作者様の気が向きましたら連載にしてもいいかもしれません。

自主企画「短編小説募集」への参加、ありがとうございます。
悲しいお話ですね。
男の人を主人公は、「鈍感」と言っていましたが、一回り下の年の女の子からの好意なんて気付けませんし、そんなものがあるのも分かりませんよね。
中身が17歳という設定が、いい影響を与えていたと思います。

今後も是非、素晴らしい作品をお創りください!!